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「会社プロフィール」の作成

今回は会社プロフィールの作り方について説明していきます。

 

この文章を読むことで、会社プロフィールの必要性と書くべき内容について学ぶことができます。

 

会社プロフィールの必要性

 

事業計画書は、経営者自身のためや従業員のために作成する面もありますが、社外の人向けに作成する面もあります。

 

その場合、事業計画書の中に、事業の内容だけでなく「事業を行う会社自体がどんな会社なのか?」、「経営者はどのような人なのか?」を伝える必要が出てきます。

 

そのために、「会社プロフィール」のページを設けることがあります。

 

ここには会社の概要だけでなく、事業を行う上で相応しい会社どうかという点についても書いていきます。

 

例えば建設業で大型ビルの建設をすることを事業計画書に書いてあるとして、その許認可についてプロフィールで触れるだけではなく、実績を書くことによって、その事業を行えるだけの経験値、経営資源を持っていることを伝えることになります。

 

また、事業の内容だけでなく、「代表者(経営者)のプロフィール」も掲載したほうがよいです。

 

特に、起業したばかりの場合や従業員数が少ない場合は、会社イコール代表者(経営者)でもあるので、会社プロフィールより代表者(経営者)のプロフィールを充実させるべきです。

 

会社プロフィールの内容

 

では、会社プロフィールには何を書くのでしょうか?

 

1.基本事項

 

2.略歴

 

3.許認可、資格、実績

 

4.代表者(経営者)プロフィール

 

5.PRポイント

 

それぞれ見ていきましょう。

 

1.基本事項

 

会社の基本的な事項を書きます。

 

会社の正式名称、本店所在地、支店住所、代表者名、役員、ホームページアドレスなどです。

 

2.変遷、略歴

 

会社の変遷を書く部分です。

 

こと細かく書く必要はありませんが、現在および今後の事業に関係している部分を略歴としてまとめます。

 

3.許認可、資格、実績

 

事業を行うに相応しい会社かどうかを伝えるために、必要な許認可、資格、実績などを伝えます。

 

4.代表者(経営者)プロフィール

 

経営者のプロフィールをまとめます。

 

これもその事業を行うことが相応しい経営者かどうかを伝えるために記載します。よって、事業と直接関係ない部分については記載の必要はありません。

 

5.PRポイント

 

上記以外でPRのポイントがあれば記載します。

 

以上のように5つほどになります。

 

プロフィールは、「この事業を行うのに相応しいかどうかを伝えるため」という目的を忘れないようにして作成していきます。

 

「会社プロフィール」の作成1

 

<事例>
Fさんは、総務兼経理担当者です。Fさんの会社は、ここ数年、急成長をしており、運転資金を頻繁に借入しています。

 

今まで運転資金を借りる際には、事業計画書など無くても借入ができていました。

 

しかし、財務状況を改善するために事業計画書を作成して、長期の大型借入を行うことにしました。

 

今までは銀行の融資担当者と直接話をしていたので会社プロフィールを伝える必要がなかったのですが、今回は大型借入のため銀行内で様々な部署に稟議されるようで、事業計画書内の会社プロフィールもしっかり書く必要がでてきたのです。

 

Fさんは基本事項や許認可などは把握しているのですが、会社の変遷については最近の事しか知りません。

 

よって、昔の資料を探したり、長く在籍している役員・従業員にヒヤリングしたりして会社の変遷をまとめていき、会社プロフィールを作成していきました。

 

これにより、事業計画書の会社プロフィールはより良いものになったのと同時に、今まで会社の変遷を誰も把握していなかったのをまとめることができたのです。

 

<解説>
会社プロフィールは初めて取引を開始する人でも分かるようにまとめていきます。

 

よって、Fさんの会社のようにプロフィールをまとめる過程で、自分の会社の事を知るきっかけになることもあるのです。

 

まとめ

 

・事業計画書は社外の人も読むので、事業の内容だけでなく「事業を行う会社自体がどんな会社なのか?」「経営者はどのような人なのか?」を伝える必要がある。

 

・会社プロフィールには記載する内容

 

1.基本事項

 

2.略歴

 

3.許認可、資格、実績

 

4.代表者(経営者)プロフィール

 

5.PRポイント

 

・会社プロフィールは、「この事業を行うのにふさわしいかどうかを伝えるため」という目的を忘れないようにして作成する


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