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仮説・検証の3つの効果 その5

仮説・検証の3つの効果 その5

<【効果2】問題に対する深い洞察力・説得力の強化>
なかには、思考が浅いために、物事に対する掘り下げが十分にできていない方がいます。

 

そうなれば、上司や取引先への説得力が弱くなりますし、プレゼンテーションを行っても与えられるインパクトは限定的となってしまうでしょう。

 

いくらトークや資料作成に長けていても、中身がなければ相手を行動へと駆り立てることはできません。

 

その点、仮説に基いて検証をくり返すことによって、問題に対する深い洞察力と説得力が得られます。

 

あらかじめ仮説を構築できるということは、それだけ日頃から情報を収集していなければなりませんし、たとえ仮説が間違っていても、検証によってより正しいものへと変えていくことが可能だからです。

 

しかも、こういった思考は、特定の人にだけ与えられた特別なスキルではありません。

 

考え方の手法として定着させることによって、誰でも身につけることが可能なのです。

 

仮説・検証思考は、言うなれば、ビジネスパーソンとして活躍するための強力な武器なのですね。

 

洞察力と説得力が増せば、ビジネスを有利に運べるのは言うまでもありません。

 

もちろん、ビジネスシーンだけでなく、普段の生活においても仮説・検証は活用できます。

 

家計のムダを削減したり、将来への投資をどのように行うべきかなど、応用する方法はさまざまですね。

 

細かいことについつい感情的になってしまう方は、洞察力と説得力によって相手を自分の望み通りの方向へとうながすことができれば、冷静さを取り戻せるかもしれません。

 

仮説・検証の3つの効果

 

 

<【効果3】既存の情報に頼らない柔軟な発想・幅広い思考>
人間には誰しも「思考のかたより」があります。

 

いわゆるバイアスと呼ばれるものですね。

 

過去に失敗や辛い体験をしてしまった方は、新しいことへの挑戦に対して及び腰になってしまうかもしれません。

 

また、失敗経験が少ない方は、反対にリスクに対する思考が甘いということもあります。

 

そういった思考のかたよりは、人によって千差万別です。

 

ただ、ビジネスにおける意志決定やその後にある行動に関しては、個々人の事情を考慮することはできません。

 

意見の違いは歓迎されますが、経験や知見によるかたよった思考は、正しい決断を歪めてしまう可能性もあるのです。

 

極端に楽観的でも、極端に悲観的でも、最適解を得るために最適とは言えないでしょう。

 

また、そういった個人間の違いが、相手の意見を受け入れない姿勢につながってしまえば問題です。

 

その点、仮説・検証の思考を取り入れておけば、意見の相違を正しやすくなります。

 

仮説の構築に際しても、あるいは検証に際しても、なぜそう考えたのかを追求することによって、バイアスを取り除くことができます。

 

それは他人からはもちろんのこと、自分自身で思考のチェックができることにもなります。

 

あらかじめ自分の考えがかたよっていると分かれば、修正は容易ですね。

 

もちろん、既存の情報や一般的な発想に流されてしまいがちの人にも、仮説・検証思考は役立ちます。

 

仮説というのは自分なりの予想であり、検証は「本当にそうだろうか?」を考えること。

 

だとすれば、検証するごとに情報や常識の正しさを確かめることになり、仮説の精度が高まっていきますね。

 

数字やデータといった事実を活用するクセが身につけば、発想がより柔軟になり、思考の幅も広がるでしょう。

 

仮説・検証の3つの効果

 

 

【まとめ】
・「仮説・検証」は、時代の流れに即応するために必須
・仮説・検証思考がもたらす効果は大きく次の3つ。
 <効果1>意思決定から行動までのスピードアップ
 <効果2>問題に対する深い洞察力・説得力の強化
 <効果3>既存の情報に頼らない柔軟な発想・幅広い思考
・全社的に取り組むことで、得られるメリットはさらに増える
・個人のビジネスパーソンとしても身につけておきたいスキル

 

 

前のページ 「仮説・検証の3つの効果 その4」

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