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プレゼンに対する3つの誤解

今回はプレゼンに対する3つの誤解について説明していきます。

 

この文章を読むことで、「悪いプレゼンを生み出してしまうプレゼンに対する誤解」について学ぶことができます。

 

プレゼンに対する3つの誤解

 

プレゼンにより聞き手が行動できるようになれば、それは「良いプレゼン」です。

 

では、「悪いプレゼン」とはどんなものなのでしょうか?

 

それは、内容が伝わらないプレゼンです。内容が伝わらなければ納得も行動もできません。

 

 

では、なぜ悪いプレゼンをしてしまうのでしょうか?

 

それは、「プレゼンに対する誤解」が生みだしてしまうことが多いのです。

 

今回は、その中でも特に多い3つの誤解について説明していきます。

 

1.「良いプレゼンは特別な人しか出来ない」という誤解

 

2.「プレゼン時の臨機応変な対応が重要」という誤解

 

3.「プレゼンの準備とは資料作りの事だけ」という誤解

 

プレゼンに対する3つの誤解1

 

では、それぞれを詳しく見ていきましょう。

 

1.「良いプレゼンは特別な人しか出来ない」という誤解

 

これは、動画サイトなどで上手な人のプレゼンを見られるようになった反動なのかもしれません。

 

「大統領や大企業の社長、大学の教授のような特別な人ではないと良いプレゼンが出来ない」と思いこんでしまうことです。

 

もちろん、カリスマ性のある人の方がプレゼンを受け入れられやすいことはありますが、職場や取引先での通常のプレゼンに、絶対的にカリスマ性が必要というわけではありません。

 

それよりも、相手の目的や状況をしっかりと抑え、内容を伝えて行動を促すことが大切です。

 

つまり、カリスマ性がなくても、しっかりとした準備をして相手の事を考えて状況に合わせて対応すれば、良いプレゼンになるのです。

 

2. 「プレゼン時の臨機応変な対応が重要」という誤解

 

これは、上記の「特別な人にしか出来ない」にもつながっていきますが、動画などで上手いプレゼンを見ていると、アクシデントが起きても柔軟に対応したり、会場の雰囲気に応じて臨機応変に対応をしたりしながらプレゼンしています。

 

ここで誤解してしまうのが、「準備なんてしなくても、臨機応変にプレゼンをすることが大事」だと考えてしまうことです。

 

この考えによって、「自分ではそんな臨機応変に対応できない」と思ってしまったり、「準備しなくても良い」と思ってしまったりするのです。

 

プレゼン慣れをしていて臨機応変に出来る場合もありますが、通常は「前もって準備をしているからこそ、ちょっとしたアクシデントや変更にも対応できる」のです。

 

やはり、ここでも事前準備は重要だということです。

 

3.「プレゼンの準備とは資料作りの事だけ」という誤解

 

意外と多い誤解が、この「プレゼンの準備に対する」誤解です。

 

「プレゼンの準備が大切」という言葉が一人歩きして、「見栄えの良い資料を全力で作ること」が準備のすべてになってしまっているケースです。

 

前回も説明しましたが、資料がどんなに素晴らしくても、聴き手の目的や興味に合致しなければ聴いてもらうことすらできません。

 

つまり、相手がどんな目的を持っているのか、聴き手は誰なのか、どのように伝えれば聴き手に伝わるのかを徹底的に考えて準備することが重要なのです。

 

それらを考えた上で、資料に反映させ、当日のプレゼンに臨めば良いプレゼンに繋がっていくのです。

 

<事例>
Aさんは工業部品メーカーの営業マンです。工作機器メーカーのB社に自社製の部品を採用してもらうよう提案をしています。そして、B社の担当役員の前でプレゼンを行うところまでこぎつけました。

 

しかし、Aさんはプレゼンが苦手です。別の機会にもプレゼンをしたことがありますが、その時も良い結果は出ませんでした。そこで、上司のCさんに相談しました。

 

Cさんは、Aさんがプレゼンに苦手意識があることを知っています。

 

そして問題は、「Aさんが『プレゼンは特別な人しかできず、自分はあんなに上手く臨機応変にプレゼンできない』と考えていること」だと気づきました。

 

そこで、Cさんは「まずは聴き手が誰かを把握し、その聴き手の目的に沿ったプレゼンにするように準備してみよう」とアドバイスをしました。

 

Aさんはアドバイス通り準備をしていきました。Aさんは、今まで「苦手」「自分には出来ない」と思っていたので、「相手の事を考える準備」をしていなかったのです。

 

しかし、Cさんのアドバイスにより、相手の立場で考えて準備を進めていったので、プレゼン当日も相手が興味を持ってプレゼンを聴いてくれました。

 

つまり、Aさんの「誤解」がプレゼンの質を下げていました。その誤解を解くことによってプレゼンの質を上げることが出来たのです。

 

まとめ

 

・内容が伝わらないようなプレゼンでは、聴き手が納得も行動もできない「悪いプレゼン」になる

 

・プレゼンに対する3つの誤解

 

1.「良いプレゼンは特別な人しか出来ない」という誤解

 

2.「プレゼン時の臨機応変な対応が重要」という誤解

 

3.「プレゼンの準備とは資料作りの事だけ」という誤解

 

・プレゼンに対する誤解に対応していけば「良いプレゼン」になる


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