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構想は手書きで

構想は手書きで

前回、プレゼン上級者は、聴き手をワクワクさせるプレゼンをするために「ストーリーを語る」とお伝えしました。

 

では、ストーリーはどのように作っていくのでしょうか?

 

前回もお話ししたように、いきなりプレゼン用ソフト(パワーポイントなど)を使うことはお勧めしません。それは、箇条書きがデフォルトになっており、ストーリー化をすることが出来ないからです。

 

そこで今回は、「ストーリー化するために上級者のプレゼンターが何をしているのか」を説明していきます。

 

ストーリー化するための準備

 

まず、プレゼン用ソフトを使わずに何をしているのかというと、「構想を練ること」から始めるのです。

 

極端な話、例えば1時間のプレゼンであっても、その何倍もの準備時間を費やして構想を練っているのです。なので、実際の作成時間は「準備時間の3分の1にも満たない」こともあるでしょう。

 

一般的に、上級者になるとその都度考えながらプレゼンをしていそうですが、実は上級者ほど行き当たりばったりのプレゼンはせず、準備(特に構想)に力を入れています。

 

 

次に、「プレゼンの構想をどのように行っているか」です。

 

上記のように、いきなりプレゼン用ソフトを使わない方が構想しやすいでしょう。コンピューターを使うより、紙と鉛筆の方が良いというプレゼンターも多いです。

 

さらに、構想を広げるためには、大きなホワイトボードを使うと全体の流れが作りやすくなります。もちろん、紙でもメモ帳でも良いのですが、プレゼン用ソフトを使う前に「手書きで構想を練る時間」を設けることがポイントです。

 

手書きで何を構想していくのかというと、全体の流れを書いていきます。

 

「流れ」とは、「聴き手の注意を引く問題提起問題の解決方法提示問題解決した場合の聴き手が受けとるメリット聴き手に行動を促す」ということです。

 

この流れをホワイトボードなどに書き、ストーリーを練っていくのです。

 

このようにしてストーリーが出来れば、あとはそれをどのように伝えていくかを考え、プレゼン用ソフトに落とし込んでいきます。

 

つまり、良いプレゼンというのは「プレゼン用ソフトで資料を作ること」ではなく、「ストーリーを伝えること」が中心だということです。

 

構想は手書きで1

 

<事例>
Aさんは経理部の課長です。プレゼンどころか普段は人前で話すことさえあまりありません。しかし、人事部から依頼があり、新入社員募集のための説明会で経理部の説明をすることになりました。

 

人事部からの依頼では、単に経理の説明をするだけでなく、経理の仕事の魅力や会社の魅力を伝えるようにとのことでした。Aさんは人前で話すだけでも緊張するのに、経理や会社の魅力を伝えるプレゼンまでしなければならないのです。

 

そこで、まず「プレゼンといえばパワーポイントだな」と考え、プレゼンのスライドの作り方を勉強していました。

 

しかし、プレゼンに慣れている営業部のBさんからアドバイスがありました。「会社や仕事の魅力を伝えるためには、スライドだけでは伝わらないよ」と。

 

「まずは、何をどのような流れで話せば魅力が伝わるのかを練ることから始めよう」というアドバイスです。

 

そこで、Aさんは経理部のメンバーと、ホワイドボードを使って「どのように伝えれば魅力が伝わるか」、全体の流れを意識して検討していったのです。

 

そうして、魅力が伝わるであろうストーリーが出来上がったところで、プレゼン用ソフトを使い、説明を分かりやすくしていきました。

 

こうして、Aさんのプレゼンは説明会参加者の心に響き、良い人材が入社してくることになったのです。

 

まとめ

 

・プレゼン上級者はストーリー化をするために、「構想を練ること」から始める。

 

・プレゼンには作業の何倍もの準備時間が必要で、その準備時間の多くを構想に充てるべきである。

 

・プレゼン用ソフトを使う前に、手書きで構想を練る時間を設けることがポイントである。


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