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戦略的妥協の必要性

戦略的妥協の必要性

今回は、戦略的妥協の必要性について説明していきます。

 

この文章を読むことで、「戦略的妥協の概要」「戦略的妥協を実行する状況」について学ぶことができます。

 

戦略的妥協とは

 

企画書は、読み手が内容を読んで納得し、採用されることが目的となります。つまり、どんなに内容が良くても、納得されない、採用されない企画書は目的を達成できません。

 

ここで問題になるのが、採用されるか却下されるかのボーダーライン上にある企画書です。

 

企画書の内容のまま採用されれば問題ないのですが、「修正や見直しをすれば採用する」という理由で、修正や見直しを求められることがあるのです。

 

その時に、その「修正」や「見直し」が納得できるものであれば問題ありません。すぐにでも修正や見直しをすれば良いだけです。

 

しかし、時間と労力をかけて調査をし、その上で分析をしたり、図やグラフを書いた企画書を、簡単に「修正」や「見直し」をすることに納得がいかないことも多いはずです。

 

 

ですが、読み手は上司や取引先のため、もし「納得いかない」と伝えれば、採用されないだけでなく、今後の仕事や取引にも影響が出るかもしれません。

 

また、自信を持って作成しているかもしれませんが、企画内容というのは答えが一つとは限りません。

 

実行してみたら、「修正や見直し案のほうが良かった」ということもあるのです。

 

 

よって、企画書の作成者とすれば不本意かも知れませんが、戦略的妥協が必要になる場合もあるのです。

 

つまり、納得がいかないかもしれませんが、修正や見直しを受け入れて、「採用を優先させる」ということです。

 

戦略的妥協を実行する状況

 

戦略的妥協をするのは、以下の3つの事項を総合的に判断するからです。

 

@企画書は採用されるのが目的なので、採用を最優先する

 

A採用者との仕事関係、人間関係を勘案する

 

B修正案、見直し案のほうが良い場合もある

 

では、上記の状況になった場合、常に戦略的妥協をすれば良いかと言うと、そうではありません。

 

修正や見直しをすることによって、「作成した側の目的が達成できない場合」は断るべきです。

 

例えば、営業提案の企画書で、赤字になるような見直し(要望)まで妥協するべきではないのです。

 

 

よって、修正や見直しだけの話ではなく、企画書を作成する前に、相手の要望や条件をしっかり把握する必要があります。

 

それが把握できていないために、妥協や不採用が多くなってしまうのは、戦略的妥協とは異なる問題点となってしまいます。先に条件などをしっかりとヒヤリングしておきましょう。

 

戦略的妥協の必要性1

 

【事例】
Aさんは旅行会社の社員です。今回、上司に「新しいパック旅行プラン」を企画書として提出することになりました。

 

Aさんは多くの添乗を行ってきたので、そのときにお客様の意見を聞いたり、アンケートを取ったりして「要望が多かった企画」を作成することにしました。

 

それは、「女性の主婦をメインにした開運神社ツアー」です。ただ観光名所の神社を回るだけでなく、開運で有名な神社を中心にピックアップした企画です。

 

これは、ヒヤリングやアンケートの結果から導き出した企画内容でした。

 

 

しかし、この企画書は、Aさんの上司に修正を求められました。「開運神社だけでなく、パワースポット巡りを追加するように」という修正です。

 

Aさんは、ヒヤリングなどを通して作成した内容に自信を持っていたので、一度は反論をしました。

 

ですが、「この修正がなければ不採用」ということだったので、採用されることを重視し(戦略的妥協をして)、修正を行うことにしました。

 

 

結果としては、修正したパック旅行のプランは成功しました。

 

修正しなかったらどうなっていたかは分かりませんが、Aさん自身も「パワースポットという表現の方が良いのではないか?」という考えがあったので、強く反論できなかった部分もありました。

 

よって、Aさんは「結果としてお客様が喜んでくれた(成功した)ので、戦略的妥協をして良かった」という考えに至りました。

 

まとめ

 

・企画書の内容がどんなに良くても、納得されない、採用されない企画書は目的を達成できない。

 

・採用されるか却下されるかのボーダーライン上にある企画書は、「修正や見直しをすれば採用する」と、修正や見直しを求められることがある。

 

・修正に納得ができなくても、以下の3点を考慮して、戦略的妥協により修正や見直しをした方が良い場合がある。

 

@採用を最優先する

 

A採用者との仕事関係、人間関係を勘案する

 

B修正案、見直し案のほうが良い場合もある

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