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「想定課題」の書き方

「想定課題」の書き方

今回は、「想定課題」の書き方について説明していきます。

 

この文章を読むことで、「想定課題とは何か」「想定課題の具体例にはどのようなものがあるのか」について学ぶことができます。

 

「想定課題」とは

 

企画書の中での「想定課題」とは、「この企画案を実施していくうえで、問題・課題・リスクなどのマイナス面にはどのようなことがあるのか?」を伝えることです。

 

企画書を採用して欲しいがために、プラスの面を強調して書くことはよくあることだと思います。その場合、マイナス面が全くなければ良いのですが、ほとんどの場合、何かしらのマイナス面はあるはずです。

 

そのマイナス面を伏せて企画案が通ってしまうことは、後々の信用問題にも発展しかねません。企画書によっては、自分自身が企画内容の実行に関わることもあるので、自分自身も困ることになります。

 

さらに言えば、企画書があまりにプラス面ばかりであれば、読み手も「マイナス面はないのか?そもそもリスクなどを考えていない提案者なのか?」など、疑念を抱く可能性があります。

 

つまりは、「マイナス面もしっかり押さえておくことによって、企画書自体の信用度が上がる」という側面もあるのです。

 

マイナス面を想定し、それに対しての対策も盛り込んでおけば、安心感も生まれます。

 

「想定課題」の具体例

 

では、「想定課題」にはどのようなものがあるのでしょうか?

 

ケースによって様々ですので、今回はいくつか例示していきます。

 

「想定課題」の書き方1

 

1. 避けられないリスク

 

これは「天候」などのリスクです。

 

例えば、屋外イベントの企画書で、天候によっては開催が出来ない場合があります。

 

そのリスクを提示するのと同時に、対応策、代替案などを提示することが信用につながります。

 

2.外部要因のリスク

 

これは企画内容の内部的なリスクや課題ではなく、外部の要因によるリスク・課題です。

 

例えば、消費税が上がるなどの法改正による要因や、技術革新によるリスクなどが考えられます。

 

3.実行時のリスク

 

これは企画内容自体に含まれるリスク・課題です。

 

例えば、大掛かりなプロジェクトの場合、多くの人や外注業者が関わることになりますが、現状想定しているメンバーが揃わないというリスクもあります。

 

その場合にも対処できるように準備をしておくが必要はあります。

 

 

【事例】
Aさんの地域では、昔は花火大会が開催されていましたが、人口の減少によりここ数年開催されていませんでした。

 

しかし、新しい住人も増えてきたために、何年振りかに花火大会の開催を復活させようという機運が高まりました。

 

そこで、企画書を作成して、関係各所に花火大会の開催を打診していったのです。

 

 

花火大会は地域の活性化にもなるので、関係各所も協力的でした。

 

でも、それは地域活性化の目的だけでなく、Aさんの企画書の信用度が高いものだったからです。

 

実行案や予算がしっかり出来ている上で、「想定課題」についても書いてありました。特に、花火大会なので天候に左右されます。

 

それが、「天候不良の場合は、○月○日○時の時点で関係各所に相談の上、翌日への開催延期を代表○○が決定する。また、翌日の○時の時点でも天候不良の場合は、中止を決定する」など、天候が悪い場合の対処方法も決めてあったのです。

 

これにより、「もし天候が悪い場合でも、関係各所が右往左往することもないであろう」ということで、企画書の採用と協力をすることになったのです。

 

こうして花火大会は復活できたのでした。

 

結局、天候にも恵まれて「想定課題」は避けられたのですが、そこまでしっかり検討したお蔭もあって、花火大会は成功することが出来たのでした。

 

まとめ

 

・企画書の中での「想定課題」とは、「この企画案を実施していく上で、問題・課題・リスクなどのマイナス面にはどんなことがあるのか?」を伝えること

 

・マイナス面もしっかり押さえておくことによって、企画書自体の信用度が上がるという面もある

 

・「想定課題」の例としては、「避けられないリスク」「外部要因のリスク」「実行時のリスク」などがある

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