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企画書の基本型体

今回は企画書の型について説明していきます。

 

この文章を読むことで、「企画書のサイズや方向をどのようにして決めるか」について学ぶことができます。

 

企画書の基本的な型とは

 

企画書には、「絶対にこのようにしなければいけない」という決まりがありません。

 

それは、企画立案の流れや、企画書の内容だけでなく、企画書の「型」にも決まりはありません。

 

ここで言う「型」とは、用紙のサイズ方向です。どんな用紙のサイズを使うのかも、縦、横、どちらの方向で使って行くのかも自由なのです。

 

 

しかし、長い間、多くの企業で企画書のやり取りが行われてきたので、絶対的な決まりはありませんが、「おおよそ、この型が多い」(一般的と呼んでよい)ものはあります。

 

それは、用紙のサイズで言うとA4用紙サイズです。

 

パソコンのプレゼンテーション用ソフトで有名なPowerPointなどでも、A4用紙サイズが一般的になっています。

 

 

また、用紙を縦方向で使うか、横方向で使うかという点については、A4用紙サイズの場合、縦で使う場合も横で使う場合も両方あると言えます。

 

これも決まりはありませんが、枚数が多い場合や図などが多い場合は、A4横のスタイルで使うことが多いです。

 

また、枚数が少なく文章で説明することが多い場合は、A4縦のスタイルで使うことが多くなります。

 

特に、パソコンでプロジェクターに映してプレゼンテーション(以下、プレゼン)を行う場合は、A4横のスタイルが一般的になっています。

 

 

では、「A4用紙以外は全く使わないか」というと、そうではありません。

 

業種によっては、A4用紙の2倍の大きさのA3用紙を使うこともあります。

 

それは、2つ折りにすればA4サイズにもなりますし、一つのシートで企画を表現したい場合は、A3用紙の大きさが丁度良いからです。

 

B4用紙は、以前は多く使われていた時期もありましたが、最近は使われることは少なくなりました。それ以外の用紙サイズでの企画書はあまり見かけることはありません。

 

まとめると、企画書には決まった型はなく、業種や会社によって好みの型は違うが、A4用紙サイズが使われることが多くなってきているということなのです。

 

特に、パソコンを使ってのプレゼンが行わるようになって来てから、A4横スタイルはかなり一般的になってきたと言えます。

 

企画書の基本型体1

 

【事例】
Cさんは新卒から数年間自動車メーカーに勤めた後、広告業界のD社に転職をしました。Cさんは企画職であるので、以前の自動車メーカーでも企画書をたくさん書いており、転職早々企画書を書く機会が訪れました。

 

前職でも企画書を何回も書いているCさんは、難なく企画書を作成していくことが出来ました。ところが、その企画書を上司に提出したところ、上司が驚いていたのです。

 

なぜ上司が驚いたかといえば、それはCさんの企画書がA3用紙で作成されたものだったからです。

 

前職ではこのサイズが一般的だったため、何の疑問も持たずA3サイズで企画書を作成したのですが、この会社ではA4サイズが一般的だったため、上司は驚いたのです。

 

Cさんと上司は話し合いを行い、それぞれの常識が別の業界・会社では違うこともあるということに気付いたのでした。さらに、それぞれのメリット、デメリットを確認し合うことが出来ました。

 

今回は、何社かのコンペのための企画書ですので、A4サイズばかりの企画書の中で、A3サイズの企画書が出れば目立って好印象になる可能性もあると一時的には考えました。

 

しかし、検討した結果、今回は提出先企業がA4サイズでの提出に慣れていることと、プレゼンの際にA4横スタイルの方が使いやすいこともあり、A4サイズに書き換えて提出することに決めたのでした。

 

まとめ

 

・企画書は自由形式なので、用紙サイズや用紙方向などの「型」も特に決まりはない

 

・企画書の型は自由だが、A4サイズの企画書が一般的になりつつある

 

・企画書の中でもパソコンを使ってのプレゼンの際には、A4横のスタイルで行われることが多い

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