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SWOT分析

SWOT分析

今回はSWOT分析について説明していきます。

 

今回の文章を読むことは、自社の強みを理解し、市場における存在感を高めることに役立ちます。

 

SWOT分析について

 

SWOT分析とは、自社を取り巻く経営環境を分析する手法のひとつです。

 

マーケティングだけでなく、営業など、経営に関するあらゆるシーンで使用することができる便利なフレームワークとなっています。

 

4つの切り口、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat (脅威)の頭文字を順に並べたのがSWOTとなっています。

 

自社の強み(Strength)と弱み(Weakness)は、自社や競合他社を分析し、バリューチェーン分析顧客分析を行った上で強みと弱みを整理することとなります。

 

また強みの源泉(KSF)となっている要因を深掘りしておくとなお良いです。

 

機会(Opportunity)と脅威(Threat)は、顧客や市場の状況、業界の競争環境として5Forces分析の新規参入、代替品、サプライ動向などを分析し、競合企業のベンチマークの結果も活用します。

 

機会は業界全体に与える影響、競合や自社に与える影響が異なることがありますので、機会・脅威の分析の際には具体的にどのような影響が出るのかを気をつける必要があります。

 

例えば、「顧客のニーズが多様化している現在、新商品開発においてこれまでの慣習とは異なった技術が必要となる。」といった場合、単純に考えると”脅威”のように受け取れます。

 

しかし、そのこれまでの慣習とは異なる技術を自社のみが保有しているとすると、”機会”として捉えることができます。

 

このようにある事象が自社、競合他社、業界全体に対してどのように影響するのかを把握することが肝要です。

 

参考例:化粧品メーカーA社のSWOT分析

 

化粧品メーカーA社のSWOT分析を行います。

 

ここでの記述の留意点は、単語を羅列するだけではなく、文章として記載することです。

 

swot分析1

 

A社のSWOT分析をした結果、A社が今後の取り組みとして考えられることをいくつか紹介します。

 

基本的な考え方は、機会に対して自社の強みをぶつけて方向性を定める、または機会に対して弱みを補強するといったことが挙げられます。

 

(1)低価格帯製品の領域において、圧倒的なシェアを狙う

 

当面継続すると見込まれるデフレ環境下において、低価格帯製品の需要は増加すると考えられます。

 

そこに対して、A社の強みである大量生産の能力を活かし、これまで以上に生産効率を高めてコスト競争力を維持・増強していきます。

 

(2)高価格帯製品の領域における価格設定を見直し、シェア2位の座を狙う

 

高価格帯製品のセグメントで市場シェア3位のA社にとって、まずは2位のB社をターゲットに追いつくことを考えます。

 

顧客のターゲットは機会に表れている通り、中高年の方となります。そこに対してB社にはない製品の研究開発力を活かして、他社にはない新製品の投入を狙います。

 

また、既存の高価格帯製品においても、価格設定を見直すことで高品質な製品を手に取っていただくことを狙っていきます。

 

(3)後発ではあるもののWeb活用を推進する

 

若年層で使用頻度の高いWebについて、後発ながらWeb販売を進められる体制、仕組みの構築を推進します。

 

今後、Webは必須のチャネルとなること、また若年層を取り込むことで今後、継続的にA社製品を購入してもらうためにも”今”Web活用を推進することが重要となります。

 

まとめ

 

SWOT分析は各象限に情報を集めた後、クロスSWOT分析を行います。

 

具体的には、「強み×機会」で事業機会に対して自社の強みを活かす。

 

「強み×脅威」において、自社の強みを活かして脅威を機会に変えてしまう。

 

「弱み×機会」で、自社の弱みを克服・補強することで事業機会を活かす。

 

「弱み×脅威」で自社の経営資源も弱く、脅威が迫っている場合は事業撤退を検討します。

 

クロスSWOT分析で最も重要なことは、「強みx機会」の内容になります。

 

自社の強みを活かして機会を勝ち取り、市場における自社のプレゼンスを高めることに繋げます。

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