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セミナーを撮影して良質な動画コンテンツを制作する

セミナーを撮影して良質な動画コンテンツを制作する

これから動画マーケティングを行おうと考えていても、具体的にどのように始めればいいのかわからないという人は多いと思います。

 

そんな人におすすめなのが、セミナーを開催し、その様子を撮影することで動画コンテンツを制作するということです。

 

セミナーはそれ自体がとても質の高いコンテンツであるため、それを収録することで簡単に良質な動画コンテンツが作れてしまうのです。

 

セミナーはビジネスを加速させる

 

まず、セミナーを開催することは、ビジネスにとって大きなメリットがあります。そのメリットとは「ブランディング効果」です。

 

ブランディング効果とは、あなたの会社や商品、サービスをブランド化するということです。

 

ブランドと聞くと「エルメス」「ティファニー」などの高級バッグやジュエリーなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、ここでいうブランド化とは、見込み客から「あなたはこの分野の専門家だから、あなたから購入すれば間違いない」という信頼を得られるということを指します。

 

そして、セミナーを開催することで、ブランディング効果を得ることができるのです。なぜなら、セミナーは人に何かを教えるという、いわば「教育」の場だからです。そして、そこで講師を務めるということは、受講者から「先生」とみなされます。

 

例えば、あなたが整体院を経営しているとします。普段は整体院を訪れる患者の施術に励んでいますが、休日を利用して毎月1回地域の人々に向けたセミナーを開催しています。

 

テーマは「自分自身で自宅でできる、腰痛を克服するためのストレッチ法」など、健康について関心の高いものを選んでセミナーを組み立てています。このセミナーは無料で受けられるので、地域の人々は気軽に参加でき、とても好評を博しています。

 

そんなある日、セミナー参加者の一人がぎっくり腰になってしまいました。さて、この人の頭にまず浮かんだ治療院は一体どこでしょうか。きっとあなたの整体院が最初に頭に浮かんだはずです。

 

「そういえばこの前のセミナーで腰痛について詳しく講義していたし、きっと腰痛に関しての専門家だから間違いない」と考えます。そして、あなたを頼って整体院に治療に訪れるでしょう。

 

これがセミナーを開催することによるブランディング効果です。どんな業種であろうと、セミナーを開催すれば専門家であるという認識が広がり、困ったときに頼ってもらえるようになるのです。

 

そのため、セミナーはビジネスを行ううえでとても効果的なツールなのです。

 

セミナーを収録すれば良質な動画コンテンツとなる

 

上記で説明した通り、セミナーはビジネスに大変良い効果をもたらします。しかし、セミナーを行うということは、受講者の役に立つ情報を伝えなければならないので、それ相応の準備が必要になります。

 

しっかりとした準備をせずにセミナーを開催すれば、中途半端な講義内容となってしまい、受講者に悪い印象を与えてしまうことにもなりかねません。

 

そのため、セミナーはどのような内容をどのように伝えるのか、当日の段取りも考えて十分な準備をしなければなりません。反対に考えれば、それだけ入念な準備をして臨むセミナーは、質の良いコンテンツになる可能性が高いのです。

 

そして、そのセミナーの様子を収録しておけば、それだけで良質な動画コンテンツを作れてしまうのです。

 

セミナー動画は一石二鳥の効果を得られる

 

動画コンテンツの制作に困った場合は、セミナーを開催し、その様子を撮影することから始めてみるのも一つの方法です。

 

なぜなら、セミナー動画を制作するということは、以下の二つのメリットを同時に得ることができるからです。

 

・セミナーによる自社のブランディング効果
・動画コンテンツの制作

 

セミナーを行うことで自社のブランド化を行うとともに、良質な動画コンテンツを制作することができるのです。まさに一石二鳥です。

 

また、セミナーを開催する場合は必死で講義内容を考えるので、身をもって質の高いコンテンツの作成方法を体験することができます。この体験は、その後の動画コンテンツの制作にも確実に生きてきます。

 

動画マーケティングで大事なのは動画制作のテクニックではなく、その中身であるコンテンツです。きれいな動画が作れなくても問題ありませんが、質の高いコンテンツを作れないことは致命的です。

 

高品質な動画コンテンツを作れるようになるためにも、セミナー動画の制作は役に立つのです。

 

セミナーを撮影しておけば、1回のセミナーで2回稼げる

 

セミナーを行ううえでは、もちろん収益を上げることを考えなければなりません。まったくの無料で行うということは、自らのセミナーに価値がないと宣伝していることと同じなのです。

 

セミナーはボランティアで行うのではなく、マーケティングの一貫として行うものなので、しっかり課金をしなければなりません。

 

そして、セミナー開催での課金方法としては以下の2つがあります。

 

・セミナー参加費、もしくはバックエンドで稼ぐ
・セミナー動画を販売して稼ぐ

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

セミナー参加費、もしくはバックエンドで稼ぐ

 

セミナー開催で、最初に考えなければならない課金ポイントは参加費です。事前に入念な準備をしてきたセミナーなので、それを受講するためには参加費を支払うことは当然です。

 

しかし、ここで注意しなければならないのは、参加費と参加者数の関係です。

 

もちろん、自信のある講義内容であれば、参加費を高く設定したくなるはずです。参加費が高ければ、それだけ収益が高くなるためです。

 

しかし、あまりにも参加費が高すぎては、そもそも参加する人が少なくなってしまいます。受講者の方も、それだけの費用を支払ってまで参加するだけの意味があるセミナーなのかを、シビアに見極めているからです。

 

そのため、参加者数が減らない程度のバランスのとれた料金設定をしなければなりません。

 

バックエンドで稼ぐ

 

しかし、参加費を無料にしても収益を上げられる方法があります。それが「バックエンド」を販売するというものです。

 

バックエンドとは、「最初の商品を買ってくれた人に対し、さらに売り込みを行う商品」のことです。セミナーの場合で考えると、セミナー自体が最初に買ってもらう商品であり、セミナーの中で売り込む商品がバックエンドとなります。

 

なお、この場合のセミナー(最初に買ってもらう商品)のことを「フロントエンド」と呼びます。つまり、フロントエンドであるセミナーが無料であっても、バックエンドを購入してもらえれば収益を上げるこができるということです。

 

例として、上記で出てきた整体院のセミナーの場合を考えてみましょう。

 

セミナー自体は無料で地域の人々に参加してもらっているので、参加費で収益を上げることはできません。しかし、セミナーの中で通院のための回数券を販売した場合、参加費無料でも収益を上げることができます。

 

例えば、「通常1回の通院で6,000円の治療費がかかりますが、本日限定で1回5,000円の回数券10枚を販売します。トータルで1万円安くなるので、治療を考えている人はかなりお得です」といえば、購入してくれる人がいるはずです。

 

ここで回数券を購入してくれる人が1人いれば5万円、2人いれば10万円の売上となります。これだけの収益があれば、参加費が無料であっても問題ないはずです。

 

それでも参加費は課金した方がいい

 

しかし、それでも参加費を全くの無料とするのはあまりおすすめできません。なぜなら、無料で開催すると、冷やかしで来る質の低い参加者が増えるというデメリットがあるからです。

 

そういった意識の低い参加者は、講義内容に文句や反論などをしてくるため、セミナー進行の妨げになる可能性があります。そのため、500円でも1,000円でもいいので、いくらか参加費をとっておくことをおすすめします。

 

少しでも参加費を課金しておくことで、冷やかしの参加者を排除できるとともに、お金を支払った分、受講者もまじめに講義を聞いてくれるようになります。

 

セミナー動画を販売して稼ぐ

 

セミナーで稼ぐ2つ目の方法は、セミナー動画を販売するというものです。セミナーの様子を収録しておけば、セミナー終了後であっても動画を販売することで収益を上げることができます。

 

当然、セミナーは日程と場所が決まっているので、スケジュールの関係、または開催場所の関係で参加ができないという人は多いと思います。例えば、セミナー開催日に仕事が入ってしまったり、開催地が自分の住んでいる地域から遠く離れていたりする場合は、容易に参加することはできません。

 

しかし、参加できなかった人の中にも、セミナーの内容を知りたいと強く思っている方が必ずいます。

 

そのような人にセミナーの内容を収録した動画を販売すれば、購入してくれる可能性は極めて高いです。

 

しかも、セミナー参加費よりも割安な金額で販売するのです。たとえば、参加費3万円のセミナーの動画コンテンツが1万円で購入できれば、「これは得だ」と思うはずです。

 

このようにして、セミナー開催後に動画コンテンツを販売することで、1回のセミナーで2回稼ぐことができるのです。

 

実際にセミナーに参加してくれた人には特典をつける

 

しかし、、セミナー動画を安く販売することで、実際のセミナーに参加してくれた方に不公平感を持たれないようにする必要があります。実際に参加してくれた人は3万円を支払っているのに、セミナー動画を購入した人は1万円しか支払わないとなれば、「同じ内容が聞けるのに不公平だ」といわれても仕方ありません。

 

そのため、実際にセミナーに参加してくれた方には以下のような特典をつけるようにしましょう。

 

・セミナー中に受講者参加型のワークショップを取り入れる
・個別コンサルやグループコンサルのような、参加者限定の特典をつける
・セミナー動画を無料で提供する

 

つまり、実際に参加した人が得をするようなセミナーでないと受講者から不満が出ます。そのため、参加者限定の特典をつけるとこで、セミナー動画購入者との差別化を図るのです。

 

これであれば、実際にセミナーに参加をした人にも、セミナー動画のみを購入した人にも、魅力的なオファーとすることができるのです。

 

次回セミナーの特典とすることもできる

 

マーケティングの視点で考えれば、セミナーは1回かぎりではなく、定期的に開催した方がより効果を上げることができます。また、セミナーは同じ内容であっても、回数を重ねるごとに洗練されていき、より良いコンテンツとなっていきます。

 

そのため、セミナーは1回かぎりではなく、定期的に開催することを考えてください。そして毎回撮影を行い、動画コンテンツを増やしていくのです。

 

予めセミナーを定期開催することを念頭においておけば、前回のセミナーで撮影した動画を特典として配布するという活用方法も考えられます。

 

セミナー参加者を募集する際には、なるべく多くの人に参加してもらうために、さまざまな工夫を行うことになります。その一つの方法として参加者に特典をつけるというものがあります。セミナーに参加しようか迷っている人の背中を押してあげる方法として、特典はとても有効です。

 

その特典として、前回のセミナー動画を無料で配布してあげるのです。例えば、通常1万円で販売していたセミナー動画を無料で受け取れるとなれば、「セミナーに参加しなければ損だ」と思わせることができます。

 

このように、セミナー動画は集客をする際の特典としても活用することができるのです。

 

セミナーを撮影する具体的な方法

 

セミナーを開催し収録を行えば、簡単に動画コンテンツをつくることができるということは理解できたかと思います。それでは、実際にセミナーを撮影しようと考えたときに、どのようなことに注意して動画を制作していけばよいのでしょうか。

 

ここからは、セミナー動画制作のポイントを解説していきます。

 

セミナー会場を確保する

 

当たり前ですが、まずセミナーを行う際には会場を確保しなければなりません。店舗や事務所にセミナーを行えるだけの十分なスペースがあればそこを利用してもいいですが、通常はどこか会場を借りなければならないでしょう。

 

セミナー会場を借りる場合は、以下のような施設が考えられます。

 

・貸し会議室
・公民館
・ホテル

 

貸し会議室を利用する

 

最も一般的なのが、貸し会議室を利用するという方法です。インターネットで「地域名+貸し会議室」で検索すれば、いくつかの施設がヒットするでしょう。

 

ほとんどの貸し会議室では、スクリーンやプロジェクター、マイクなどの機材が備え付けられており、自身で用意する必要がないので、とても便利です。部屋の広さも人数に合わせて選ぶことができます。

 

しかし、地方では貸し会議室を見つけることが難しい場合もあります。その場合は中核都市で探すようにしましょう。東京や名古屋、大坂などの中核都市であれば間違いなく見つかります。

 

また、全国から受講者を集める場合は、中核都市の方が交通の便もよく、参加者にとってもメリットがあります。そのため、地方でセミナーを行う特別な理由がなければ、中核都市で開催した方がよいでしょう。

 

公民館を利用する

 

あなたのビジネスが店舗運営など地域密着型ビジネスの場合は、地元の公民館を借りてセミナーを開催するのも一つの手です。地元の公民館であれば、会場費が格段に安くおさえられるというメリットがあります。

 

例えば、上で出てきた整体院のセミナーなどは公民館で行ってもよいかもしれません。なぜなら整体院のターゲットは地域住民であり、住民が通いやすい地元の施設で行うことにメリットがあるからです。地域住民のためのセミナーであれば、公民館も喜んで会場を貸してくれるでしょう。

 

地域密着型ビジネスの場合は全国から受講者を集める必要がありませんので、地方であっても問題ありません。反対に、ターゲットが地域住民であるにもかかわらず、中核都市でセミナーを開催しても、参加者は集まらないでしょう。

 

しかし、公民館の場合はスクリーンやプロジェクター、マイクなどの機材が揃っていない可能性もあるので、その部分は予め確認しておきましょう。もし、機材が備え付けられていなければ、別途自身でレンタル業者を通じて準備するか、機材をなるべく使わないでセミナーを行う方法を工夫しなければなりません。

 

ホテルを利用する

 

セミナーを数日間にわたって行う場合は、ホテルの会場を借りることも考えられます。よく大企業が行う合宿形式の研修などは、ホテルを借りて行うことがあります。

 

しかし、ホテルを借りる場合は高額な予算が必要になりますので、合宿型式のプレミアムなセミナーを開催するときに限られてくるでしょう。そのため、最初はホテルの会場を借りてセミナーを行うことは考えなくてもよいです。

 

いずれにしても、セミナーを行う際は、まず会場を確保しなければなりませんので、会場選びは重要となってきます。あなたのビジネスのターゲット層に合わせて、会場を選ぶようにしましょう。

 

必要機材を準備する

 

撮影を行うためには必要な機材を用意しなければなりません。以下に最低限必要な機材をご紹介します。

 

・カメラ
・カメラバッテリーとACアダプター
・SDカード
・三脚
・マイク
・延長コード
・養生テープ

 

カメラを用意する

 

カメラは家庭用ビデオカメラで問題ありません。業務用のカメラは高額ですし、素人には使いこなせないので、初めは安いカメラを用意しましょう。

 

また、趣味で一眼レフカメラを持っている場合は、それを使いましょう。動画撮影機能を利用すればきれいに撮影ができますので、新たにビデオカメラを購入する必要はありません。

 

最初からなるべくいいカメラを使いたくなる気持ちもわかりますが、まずはあまりお金をかけずに開始してみましょう。もちろん現在ビデオカメラを持っていなければ、3万円程度で購入できるものもありますので、これを機に揃えておきましょう。

 

カメラバッテリーとACアダプターを用意する

 

カメラバッテリーがなければカメラを使用することができませんので、必ず忘れずに準備しておきましょう。セミナー中に充電切れを起こしてしまうと途中で撮影ができなくなってしまいますので、予備のバッテリーも用意しておくことをおすすめします。

 

また、ACアダプターを使用すればカメラをコンセントに繋いだまま撮影ができるので便利です。セミナー撮影は屋内で行うので、ACアダプターを繋いだまま撮影を行うことをおすすめします。

 

バッテリーもACアダプターも通常カメラを購入した際に付属品として付いています。

 

SDカードを用意する

 

収録データを保存するためにSDカードを準備しておきましょう。写真撮影用に使用しているSDカードですと容量が足りない可能性がありますので、動画撮影用に新たにSDカードを用意しておくことをおすすめします。

 

セミナーの時間によって必要な容量は異なりますが、最低でも16GB以上のSDカードを用意しておきましょう。16GBあれば2時間程度の撮影に対応できます。しかし、可能であれば32GB以上のSDカードを用意することをおすすめします。画質にもよりますが、32GB以上あれば4〜6時間程度の収録が可能となり、余裕をもってセミナー撮影に臨めます。

 

1日がかりの長時間のセミナー撮影を行う場合は、64GBのSDカードか32GBのSDカードを2枚準備しておきましょう。

 

三脚を用意する

 

動画撮影において三脚はとても重要です。手ぶれのある動画はとても見づらく、長時間見続けることができません。また、セミナー撮影など長時間定点で撮影を行う場合は、ずっと手持ちでカメラを構えておくことは実質不可能です。そのため、三脚は必ず用意しておきましょう。

 

三脚には写真撮影用カメラ三脚と動画撮影用カメラ三脚の2種類があります。写真撮影用の三脚では被写体に合わせてスムーズにカメラを動かすことができませんので、必ず動画撮影用の三脚を準備しましょう。家電量販店のカメラ売り場などで販売していますので、店員さんに確認してから購入すると良いでしょう。

 

マイクを用意する

 

基本的にカメラにはマイクが内臓されており、カメラ内臓マイクで収音できます。しかし、あまり性能が良くありません。そのため、会場に備え付けのマイクがあれば、そのマイクを使用して話しましょう。単純に講師の声が大きくなるので、収音しやすくなります。

 

狭い会場で数人の受講者であればマイクは不要かもしれませんが、ある程度の広さの会場であれば必ずマイクを使用してください。セミナー動画は若干画質が悪くても見続けることができますが、音声が悪い場合は視聴者側にストレスがたまるので、視聴してもらうことが難しくなります。

 

会場マイクを使用する場合は、カメラをなるべくスピーカーに近い位置におきましょう。スピーカーから出る音を拾いやすくなるからです。

 

カメラの位置がスピーカーから遠い場合や、会場にマイクがない場合は、ワイヤレスピンマイクを使用することをおすすめします。ピンマイクとは、胸元に取り付ける小型マイクのことです。ワイヤレスピンマイクを使用すれば、講師とカメラとの距離があったり、講師が動き回ったりしても、きれいに収音することができます。

 

しかし、最初からピンマイクを使用するのはハードルが高いので、まずは会場備え付けマイクを使用したり、カメラ位置を調整したりして、カメラ内臓マイクできれいに収音できるよう工夫をしてみましょう。

 

延長コードを用意する

 

ACアダプターでカメラをコンセントに繋いだまま撮影をする場合は、コンセントに近い位置にカメラをセッティングしなければならなくなってしまいます。そこで、延長コードを利用すれば、ACアダプターを使用する場合でも、カメラ位置を自由に変えることができます。

 

また、差し込み口がたくさん付いている電源タップを使用すれば、同時にバッテリーの充電なども行うことができますので何かと便利です。会場で借りられる場合もありますが、できれば自身で用意しておきましょう。

 

養生テープを用意する

 

延長コードを使用する場合などは、受講者がケーブルに足を絡ませてしまうリスクがあります。そのため、ケーブルをきれいにまとめるために養生テープがあると便利です。また、ACアダプターがコンセントから抜けないようにテープで固定しておくこともできます。こちらも撮影の際に準備しておくと非常に便利なアイテムです。

 

セミナー撮影の際の注意点

 

セミナーの会場を確保でき、撮影機材も準備できたとなれば、あとは本番で撮影を行うだけです。それでは実際にセミナー本番に撮影を行う際の注意点を解説していきます。

 

会場下見を行う

 

まず、セミナー撮影を行う前に会場の下見をしましょう。スクリーンの位置、講師(自分自身)の立ち位置を考え、カメラの位置を考える必要があります。カメラを構える位置には、相応のスペースが必要となります。そのため、カメラスペースを確保するために会場レイアウトを変更することも念頭においておきましょう。

 

また、コンセントの位置も把握しておく必要がありますし、マイクの音量の確認も必要になるでしょう。下見はセミナー開催日よりも前に行えればベストですが、当日早めに会場に入って行うことも可能です。

 

そのため、会場の利用時間は最低でもセミナー開始時刻よりも1時間以上前から余裕をもって申請しておきましょう。時間に余裕があればしっかり準備ができるので、本番も心に余裕をもって臨むことができます。

 

カメラ位置とアングル

 

カメラの位置はあまりに会場が広すぎないかぎり、一番後方にセッティングするとよいでしょう。会場の座席の間や、通路にセッティングすると、参加者の邪魔になります。また、人の近くにあると三脚を蹴られたりして、アングルが変わってしまうということがあります。そのため、会場の一番後ろの参加者の邪魔にならない位置にカメラスペースをつくりましょう。

 

そして、しっかりと三脚をたて、カメラをセッティングします。三脚はなるべく背の高いものの方が良いです。なぜなら、最後方から撮影をするので、どうしても参加者の後頭部が映ってしまうからです。スクリーンやホワイトボードに参加者の後頭部が重なってしまうと見づらい動画となってしまいます。

 

そのため、なるべく高い位置にカメラをセッティングし、参加者の後頭部とスクリーンなどが重ならないアングルになるようにしましょう。

 

カメラの設定

 

ビデオカメラにはさまざまな設定があります。例えば、フォーカスやホワイトバランス、明るさ、音量レベルなどです。

 

しかし、こういった設定を素人がマニュアルで行うのは少し難易度が高いです。そのため、大抵は自動で調整してくれる「オート機能」がありますので、特別な理由がないかぎりオートにしておきましょう。

 

しかし、映像が暗かったり音量が小さかったりするととても見づらい動画となってしまいますので、明るさと音量くらいは調整できるようになっておいた方がよいでしょう。

 

フォーカスが調整できる場合は、講師の顔にピントを合わせておきましょう。ホワイトバランス(映像の色味を調整する機能)は基本的にオートで問題ありません。

 

基本的なミス

 

動画撮影の初心者によくありがちな基本的なミスというものがあります。例えば以下のようなことがあります。

 

・録画ボタンの押し忘れ
・録画開始の遅れ
・バッテリー切れ
・ACアダプターのコンセント抜け
・質問者の声が聞こえない

 

詳しくみていきましょう。

 

・録画ボタンの押し忘れ
素人の方の場合、せっかく入念にカメラのセッティングをしたにもかかわらず、録画ボタンを押し忘れて収録ができていなかったということがあります。必ず、録画ボタンが押されているか確認しましょう。

 

・録画開始の遅れ
例えば、自分はセミナーに集中したいので、誰か他人に録画を依頼していた場合、セミナー開始直前に録画ボタンが押されるということがあります。

 

しかし、録画ボタンを押してから録画が開始されるまでに若干のタイムラグがあります。そのため、セミナーの最初の話し始めの部分が録画されていないということがしばしば起こります。

 

セミナーが開始されるまでの無駄な部分をなるべく省きたいという気持ちがあるために、直前に録画ボタンを押してしまうのです。しかし、無駄な部分は後で編集によってカットできますので、少し余裕を持って録画ボタンを押すようにしましょう。

 

・バッテリー切れ
カメラバッテリーを使用して撮影を行っている場合、途中でバッテリーが切れてしまい最後まで収録ができていないということが起こります。そのため、長時間セミナーの場合は休憩時間などを利用して、予備バッテリーとの交換を行いましょう。

 

・ACアダプターのコンセント抜け
ACアダプターを使用して、カメラをコンセントに繋ぎながら撮影をする場合は、バッテリー切れなどの心配はありません。しかし、参加者がケーブルに足を引っかけてしまい、ACアダプターがコンセントから抜けてしまうということがあります。

 

コンセントから抜けてしまった時点で収録が切れてしまいますので、ケーブルを人の通り道に置かないように注意しましょう。また、コンセント部分を養生テープで固定して抜けにくくするという工夫も必要となります。

 

・質問者の声が聞こえない
セミナーの途中に質疑応答の時間を設けることも多いと思います。その際に、自分自身はマイクで話しているので、カメラでも音声を拾えています。しかし、質問者がマイクを使わずに話している場合、質問部分の音声が拾えていない可能性があります。

 

動画を視聴している側からしてみても、Q&AのQの部分が聞こえなければ、Aだけ聞かされても意味がわかりません。そのため、質疑応答部分も動画コンテンツにする場合は、質問者にもマイクを渡すようにしましょう。人員に余裕があれば、マイクラン(参加者にマイクを渡すスタッフ)を準備しておくとよいでしょう。

 

受講者の肖像権とプライバシーに配慮する

 

セミナー撮影をする場合、どうしても受講者の顔が動画に映ってしまうことがあります。受講者の中には、動画に顔が映るのを嫌がる人もいるでしょう。

 

そのため、セミナー募集の際に、参加者に動画撮影があることを周知しておかなければなりません。また念のため、セミナー開始前にカメラに映りたくない人は事前に申告してもらうようにしましょう。そして、もしカメラに映りたくないという人がいれば、カメラに映らない場所に座席を用意するようにします。

 

効果的なアングル

 

セミナー撮影を行う場合に、実際にどのようなアングルで撮影をすれば見やすい動画とすることができるのでしょうか。

 

セミナーは通常、スクリーンにスライドを投影して行ったり、ホワイトボードなどを使用したりすることが多いと思います。したがって、基本的には講師の顔とスクリーンもしくはホワイトボードが映っている必要があります。

 

自分一人で講師と撮影の両方を行う場合は、カメラアングルは基本的にずっと固定になるかと思います。その場合は、スクリーンもしくはホワイトボードに映る文字などを見やすくするために、なるべく被写体を大きめに映します。

 

例えば、スクリーンにプレゼンスライドを投影してセミナーを行う場合は、スクリーンと講師の位置をなるべく近づけ、スクリーンと講師だけが映るようなアングルにしましょう。そうすれば、スクリーンに映るスライドの文字も見やすくなります。

 

また、講師が動き回りながら話しをする場合は、カメラアングルから外れないように、予め動いていい範囲を決めておいて地面に印を付けておきましょう。

 

カメラ2台で撮影する場合

 

もしカメラ2台で撮影することが可能であれば、ぜひ2台使用して撮影を行いましょう。その場合1台は上と同様のアングルにセッティングします。

 

もう1台は角度を変えたり(例えば斜めから撮影)、講師をアップで撮影したりしましょう。そして、編集の際に2台のカメラ映像を切り替えながら動画を見せていきます。

 

視聴者はずっと同じアングルの映像が続くと途中で飽きてきてしまうものです。そのため、2つのカメラ映像を切り替えながら動画を制作すれば、視聴者の集中力を維持できるという効果があります。

 

撮影スタッフがいる場合

 

撮影スタッフがいる場合は、カメラを適宜動かしながら撮影してみましょう。例えば質疑応答の場面では、質問者にカメラを合わせてもいいでしょう。スライドを利用せずに講師が話している場面では、講師の顔をアップで撮影してもいいかもしれません。

 

こういった撮影も、視聴者を飽きさせないために効果を発揮します。しかし、カメラ1台で撮影を行う場合は、あまりカメラアングルを変えすぎると反対に見づらい動画になってしまいます。そのため、基本は固定で、ここぞというポイントだけカメラアングルを変えるようにしましょう。

 

セミナー動画の編集を行う

 

セミナー撮影が終わったら、編集を行います。ここでは編集の具体的な方法は解説しません。編集のやり方を学びたければ、インターネットで検索すれば編集方法を解説しているサイトがたくさんヒットしますので、ぜひ探してみてください。

 

ここでは最低限必要な編集項目を解説していきます。

 

不要な部分のカット

 

セミナーが開始されるまでの時間やセミナー終了後の時間など、余分に収録している部分があるかと思います。そういった不要な箇所をカットしていきます。あくまで動画コンテンツとして必要なのはセミナーの中身の部分だけです。

 

講師の肩書や名前のテロップ入れ

 

これは必須ではありませんが、最初に講師の肩書と名前のテロップが入っていると視聴者に親切です。もちろん視聴者側も講師が何者か知らないで見ているわけではありませんが、自己紹介の意味も含めて、余裕があればテロップを入れてみましょう。

 

動画コンテンツをいくつかに分割する

 

例えば、2時間のセミナーを行った場合に、そのまま2時間のコンテンツを1本の動画にしてしまうと、あまりに長すぎます。視聴者は想像以上に飽きやすいものです。長すぎる動画は最後まで視聴してもらえない可能性があります。

 

そのため、動画をいくつかに分割して、短時間の動画コンテンツを数本制作します。目安としては1本あたり10〜30分とするのがいいでしょう。2時間のセミナーの場合は、「20分の動画を6本」か「30分の動画を4本」を制作するのがよいでしょう。

 

セミナー動画をウェブ上で販売する

 

さて、ここまでセミナー動画を制作するメリットや具体的な制作方法を解説してきました。まずは一度セミナーを撮影して、動画コンテンツをつくってみましょう。

 

そして動画コンテンツを制作したら販売していかなければなりません。販売方法には大きくインターネット上で公開する方法とDVDを制作する方法とがあります。

 

もちろんDVDを制作して販売するという方法でもよいのですが、DVDの製作にお金と手間がかかりますし、郵送する場合は送料も余分にかかってきてしまいます。

 

そこで、できればセミナー動画をウェブ上で販売することを考えていきましょう。ウェブ上で動画を公開する方法として、自社のサイト内に会員ページを作成し、そこに動画コンテンツを埋め込むようにしましょう。そしてお金を支払ってくれたお客様にだけ、会員ページのIDとパスワードを教えるようにするのです。

 

そうすれば、セミナー動画を購入してくれたお客様もすぐに視聴ができるようになりますし、DVDなどを制作するコストを省くこともできるので、ウェブ動画のメリットを最大限享受することができます。

 

このようにして、セミナーを撮影し動画を販売することで、収益をあげることができるようになるのです。


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