知識は力なり
経営を学んだからといってすぐに仕事で成果を出せるようになるとは限りません。
中には経営・マネジメントの知識なんか学んでも実際の仕事には全く役に立たないという人がいます。
しかし、その人は実際に経営・マネジメントを学んだことがあるのでしょうか。
おそらく実際はしっかり学んだこともないのに、想像でものを言っている場合が多いのではないかと思います。
確かに、経営の知識を学んだからといって自らの仕事ですぐに著しい成果が出るとは限りません。
しかし、後々自らのビジネス人生において役に立つことは必ずあります。
知識というものは、あらゆる分野において言えることですが、それ自体に価値はありません。
しかし、それを知っていると知らないとでは他人と大きく差が出てきます。
知識があるがゆえに、正しい意思決定ができ他の人と差をつけることができることがあります。
逆に、知識がない場合は他の人と同じような意思決定かそれより悪いものになってしまいます。
もしくは上司や取引相手に言われるがままになってしまうかもしれません。
例えば、あなたが営業職の場合にマーケティングの知識があれば、ライバル企業や同僚に差をつけることができるかもしれません。
なければ周りと同じような戦略でセールスをすることになるでしょう。
また幅広く経営の知識を学んでおけば、それらを組み合わせることによって良いアイディアが浮かぶこともあります。
独創的なアイディアというものは、通常ゼロの状態から浮かぶことは稀です。
ほとんどのアイディアは二つ以上のものを組み合わせることによって生まれます。
その意味では幅広い知識を持っているということはアイディアを生むという面でもプラスになります。
知識というものはそれをどう利用するかで価値が決まります。
知識は武器であって、その武器を使うのはあなたです。
相手に丸腰で立ち向かっていくよりも、より多くの武器を持って立ち向かっていく方が有利に決まっています。
その為、ビジネスパーソンであれば経営の幅広い知識があればビジネスという戦場においてより多くの武器を持って臨むことができます。
知識がありそれに基づいた発言をすれば説得力が増します。
説得力があれば信用が生まれます。
するとあなたを見る他人の目が変わってきます。
そこにビジネスチャンスが生まれるかもしれません。
会社員であれば出世のチャンスが生まれるかもしれませんし、起業家であれば新規顧客獲得のチャンスが生まれるかもしれません。
ややこしく聞こえるかもしれませんが、知識をどう活かすかにおいても、その活かし方という知識が必要になってくるのです。
したがって、日常的に空いている時間を活用して本を読むなり、私のサイトを覗いてみるなりして常に知識を吸収していくことをおすすめします。
ビジネスにおいてはマネジメントの知識はもはや必須だと思います。
グローバル化する現代では、海外に日本人よりも優秀で賃金の安い労働力を求めることはとても簡単になってきています。
その中でそういう人材を差し置いてあなたが選ばれる理由、成果を上げる源泉を、どこで獲得するのか考えなければなりません。
知識というものはその源泉の一番の基礎となるものです。
「知識は力なり」
この言葉を忘れずに、日々学習をしていきたいものです。
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