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企業の基本的機能(マーケティングとイノベーション)

企業の基本的機能(マーケティングとイノベーション)

企業には多くの機能があります。
例えば、労働力や資本を効率的に管理することもその一つです。

 

しかし、企業の目的は顧客を創造することです。
この顧客を創造するという目的から見てみると、企業の真に基本的な機能は二つであることがわかります。

 

その二つとはマーケティングイノベーションです。
このマーケティングとイノベーションだけが成果をもたらすものです。

 

それではこの二つを詳しく見ていきましょう。

 

■マーケティング
マーケティングと聞いて多くの人は市場調査のとこであるとか広告をうつことであるとか考えるようです。
またセールスと混同している人もいるようです。

 

しかし、当然市場調査をすることだけではないですし、広告をうつことだけでもないですし、セールスとは全く違います。

 

マーケティングとは、まず顧客からスタートするものです。

 

我々は何を売りたいかではなく、「顧客は買いたいか」を問うことです。

 

そして、我々の製品やサービスにできることは何かではなく、「顧客が価値を見出し、必要とし、求めていることは何か」を考えることです。

 

そして、マーケティングとセールスとは正反対のもです。
むしろマーケティングの理想はセールスを不要とすることです。

 

マーケティングが目指すものは顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることです。

 

わかりやすく言い換えますと、「顧客の方から買いに来てくれる仕組みを作ること」ということです。

 

これであればセールスをする必要はなくります。
市場調査も広告もマーケティングの一部に過ぎません。

 

顧客を創造するという企業の目的から見ると、マーケティングがいかに重要で基本的な機能であるかがわかると思います。

 

■イノベーション
マーケティングだけでは顧客を創造するうえで十分とは言えません。
企業は成長を続けていかなければなりません。

 

新しい満足を生まない企業は競合他社に追い越されるだけでなく、その存続すら危ぶまれます。
顧客の需要には顕在化しているものと潜在的なものとがあります。

 

顕在化している需要とは一般に言われる需要のことです。
例えば、携帯電話が欲しいというような一般的なものです。

 

潜在需要とは、言葉通りまだ顕在化していない潜在的な需要という意味です。
例えば、携帯電話が現れたから、家の外で持ち歩ける電話が欲しいという需要が顕在化したのです。

 

携帯電話が現れなければ、外で持ち歩ける電話という需要は意識されにくいものだったのです。

 

またスマートフォンに関しても、それが出現したからこそパソコンと同じようにインターネットができて、好きなアプリが使えて、好きな音楽が聞けて、好きな映像が見られる多機能な携帯電話が欲しいという需要が生まれたのです。

 

このような潜在需要を満たすことは顧客を創造するという面から見るととても重要なことだということがわかると思います。

 

つまり、イノベーションとは新しい満足を生み出すことです。

 

しかし、イノベーションとは単に発明のことではありません。
新しい市場を開拓することもイノベーションなのです。

 

例えば、カナダ北部の氷雪地帯に住む原住民イヌイットに対して、凍結防止のために冷蔵庫を販売することは新商品を開発することと同じように優れたイノベーションです。

 

普通冷蔵庫は食べ物が暑さで腐らないように冷やすために使用されますが、氷点下の世界で暮らすイヌイットにとっては食べ物が腐る心配はありません。

 

しかし、食べ物が凍ることを防ぐために冷蔵庫を販売するというアイディアは今までになかった新しい満足を生み出すものです。

 

このような技術的なコンセプト以外のイノベーションもあるのです。

 

イノベーションが企業にとって重要な機能であることがわかったと思います。

 

マーケティングとイノベーションの二つの機能は、顧客の創造という企業の目的から見て基本的な機能であることがわかります。

 

もちろん他にも企業には重要な機能がいくつもありますが、真に重要なものはこの二つであると認識しなければなりません。


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