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マネジメントの役割

マネジメントの役割

マネジメントとは一体なんでしょうか。
よくマネジメントとは「管理」することだと思われています。

 

しかし、実際にはそんな狭い範囲のものではありません。
マネジメントの役割は組織の存在意義に深く関わるものです。

 

組織とは社会の機関であり、自らの機能を果たすことにより、社会・コミュニティ・個人のニーズを満たすためにあります。

 

組織はそれ自体の存在や存続が目的なのではなく、組織は手段なのです。
目的を達成する手段として組織は存在するのです。

 

したがって、その組織は何であるかではなく、その組織は何をすべきか、そしてその機能は何か、を問うことが重要です。

 

そして、組織の中核的な機関がマネジメントなのです。
マネジメントには大きく3つの重要な役割があります。

 

@自らの組織に特有の使命を果たす
A仕事を通じて働く人たちを生かす
B社会問題への貢献と自らが社会に与える影響の処理をする

 

一つひとつ詳しく見ていきましょう。

 

@自らの組織に特有の使命を果たす
ビジネスパーソンにとって組織とは企業のことを意味します。
そして我々は企業の使命、目的を理解しなければなりません。

 

企業の目的は何かと聞かれ、多くの人は「利潤の最大化」や「利益の追求」と答えるでしょう。
しかし、この考え方は誤りです。

 

企業は社会的な機関であり、利益のためだけに存在しているのではありません。
それでは企業の目的は何でしょうか。

 

企業の目的とは顧客を創造することです。
企業は顧客の需要を満足させるために財やサービスを提供しています。

 

それは食料であったりインフラであったり企業によって様々です。
潜在需要を満足させるために新しい市場を生み出したりもします。

 

パソコンや携帯電話が開発される前にはそれらの市場は存在しませんでした。
その企業が何かを決めるのは顧客だけです。

 

顧客だけが企業の存在価値を見出す唯一の存在です。
したがって、企業のマネジメントは顧客の創造という目的を果たす役割があります。

 

A仕事を通じて働く人たちを生かす
現代では、働くということは組織で働くという意味であることが多いです。
特に先進国は組織社会であり、組織で働く人が圧倒的に多いです。

 

したがって、マネジメントの役割の一つは仕事を通して働く人たちを生かすことにあります。
組織は人の集合体であり、個人個人に活躍の場を与えることが大切です。

 

組織に働く人はそこから生活の糧や社会的地位、人との繋がり、自己実現を得ます。
しかも組織は人の弱みを最小限に抑え、強みを最大限に生かすことができます。

 

働く人たちを生かすことは組織にとっては使命であり義務でもあります。

 

よく会社は誰のものかという問いが発せられますが、株主のものであるという答えが間違いであることは広く知られてきています。

 

よく妥当な答えとして使われるのはステークホルダーのものであるというものです。
これはその企業と利害関係にある関係者全てという意味です。

 

確かにこの答えは正しいと言えますが、現実を浮き彫りにはしていない気がします。
私個人としては、会社は従業員のものであるという方が現実的な答えであるような気がします。

 

それほど組織に働く人を生かすということはマネジメントの役割として大きいと思います。

 

B社会問題への貢献と自らが社会に与える影響の処理をする
既に顧客の需要を満たすということ自体が、企業にとって社会の問題に対して貢献していることの一つです。

 

社会的に不便なことがあればそれが需要となり、その需要を満たすべく財やサービスを提供する企業が現れるからです。

 

例えば、インフラ事業はそれの最たるものです。

 

道路や鉄道や電話がなければ現代文明は成り立ちません。
また事業による社会への貢献以外にも貢献できることがあります。

 

例えば、雇用の創出です。

 

これは上記Aで述べたこととも重なる部分ですが、雇用を作り出すことにより失業という社会問題に対する貢献が可能です。

 

また、それ以外にも寄付や従業員によるボランティア活動など、社会問題に対する貢献として多くのことができると思います。

 

これらのことを行うには十分な利益を上げている必要があります。

 

企業は社会貢献するために利益を必要としているのです。
しかし、企業は自らが社会に与える影響もきちんと処理しなければなりません。

 

日本は世界有数の工業大国であり、経済はものづくりに支えられています。
しかし、ものづくりには環境を犠牲にするというところが多々あります。

 

工場では環境に有害な物質を排出していることは珍しくありません。
そこで企業は、環境に配慮して有害物質はその悪影響を最小に抑えるべく適切に処理しなければなりません。

 

また、IT革命により世界はインターネットで繋がり、国内だけでなく世界中で個人同士が繋がることができるようになりました。

 

モノやサービスもインターネットを通じて売買できるような社会になりました。

 

しかし、そのために個人情報を扱う企業は、その取り扱いには大変な慎重さをもってあたらなければなりません。

 

個人情報が流出してしまえば多くの顧客に多大な被害が及ぶ可能性があります。

 

ここで述べたものは企業が社会に与える影響のほんの一部分です。

 

社会問題に対する貢献と自らが社会に与える影響を処理することは、マネジメントの役割として基本的であり、またとても大切なことだと思います。

 

もちろんマネジメントの役割はこれら3つだけではありません。
他にも管理的活動と起業的活動があります。

 

今現在あるものを効率的に管理し、既に成果があがらなくなった過去を計画的に廃棄し、より良い未来を創造しなければなりません。

 

これが企業活動であり、マネジメントの大きな役割の一つでもあります。


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