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仕事の仕方と価値観に着目する

自らの強みを知ることと同様に自らが得意とする仕事の仕方を知ることも重要です。
一般には、特に組織で働く人では、仕事の仕方には唯一正しい方法があると思い込んでいる人が多いです。

 

しかし、実際にはその人に合った仕事の仕方というものがあります。
それは個性であり、これもフィードバック分析で明らかになります。

 

早いうちに自らの得意な仕事の仕方を見つけて、その方法で仕事に取り組むようにしなければなりません。

 

そして最初に知っておくべき基本的なことは、ものごとの理解の仕方です。
これは具体的には人には「聞く人」と「読む人」がいるということです。

 

これに関して意識している人は少ないと思いますが、人には聞かなければ理解できないという人と読まなければ理解できないという人とに分かれます。

 

まれに両方必要な人もいますが、多くはこの二つのどちらかになります。
これを知らずに自分に合わない方法で理解しようとすると間違いが起こります。

 

また、仕事の学び方も人それぞれだということも理解しなければなりません。
書かなければ忘れてしまう人もいれば、実際に仕事をしながら学ぶという人もいます。

 

学校では皆同じ方法で学ぶよう教えられるためにこれに気づかない人も多いのですが、仕事の学び方も人によって得意な方法とそうでない方法があることを理解しなければなりません。

 

また理解の仕方や仕事の学び方以外にも意識しなければならないことがあります。
それは人と組むか一人でやるかという問題です。

 

これは組織で働いている人は自分では選べないかもしれませんが、組織の中でもできる限りのことを自分一人でやりたいという人もいれば、仲間と協力しながら仕事を進めていきたいという人もいると思います。

 

これも個人の適性であって一人の方が上手くいく人もいれば、人と組んだときに上手くいく人もいます。

 

また、人と組む場合には意思決定者と補佐役のどちらが適正かということもあります。
補佐役として優秀でも優柔不断で意思決定には向かない性格の人もいますし、その逆もあります。

 

また組織との関係においても、大きな組織が良いか小さな組織が良いかということがあります。

 

大企業では力は発揮できなかったけれども中小企業に移った途端成果をあげられるようになったという人もいます。
もちろんその逆の人もいます。

 

また仕事の環境としてベンチャー企業のように不安定で緊張感があった環境の方が良いか大企業のように安定した環境の方が良いかということもあります。

 

近年日本では終身雇用制度が崩壊したと言われていますが、今後グローバル化によってさらに人材の流動化が進むと予想されます。

 

そのような世の中では自分の適性にあった組織に移るチャンスも多く生まれてくると思います。

 

自分の適性が早いうちからわかっていれば、そのチャンスを逃さず自らが得意とする仕事の仕方で、もしくは適した環境で働くことができるようになると思います。

 

以上のように自分の適性はどのようなもかをなるべく早く知ることが成果をあげることへの近道となります。

 

そしてその適性に逆らって仕事をしても成果をあげることは難しいので、自分に合った仕事の仕方、環境で働くことを強くおすすめします。

 

また自らをマネジメントする為には強みや仕事の仕方とともに、自らの価値観を知っておかなければなりません。
人と同じように組織にもそれぞれ価値観があります。

 

これは企業であれば社是や企業理念などに表されていることがありますが、そういった表面上のものでなくてもその組織に属していれば価値観がわかると思います。

 

同じように個人にも価値観があります。
組織の価値観と自らの価値観がずれていたとしても問題はありません。

 

しかし、共存できないほどにかけ離れていた場合は上手くいきません。
その場合はお互いの価値観が共存できるような組織に移る方が良いでしょう。

 

また、自らの仕事と価値観のずれという問題もあります。
自分が行っている仕事と価値観が共存できなければ成果をあげることはできません。

 

例え成果をあげられたとしても幸せにはなれません。

 

例えば、あなたが自然環境を大事にするという価値観を持っていたとしても、あなたの仕事が建設業で自然環境と相容れない場合は大変苦しむと思います。

 

しかし、そういった場合の答えは明確です。
自らの価値観を優先させるのです

 

上記の例の場合は仕事を変えた方が良いでしょう。
自らの強みや仕事の仕方が価値観と共存できない場合は価値観を優先させるべきです。

 

そうでないと、あなたはずっと心の中で苦しむことになりますし、仕事が上手くいっていたとしても充実感に満たされず、幸せにはなれないでしょう。

 

自らをマネジメントするという意味では、この価値観というのは最も重要な部分かもしれません。

 

自らの得意とする仕事の仕方、環境、そして自らの価値観を知るということは、自らをマネジメントする上で、そして成果をあげる上でとても大事なことです。

 

自らの強みと合わせてなるべく早めに見極めることが重要になります。

 

 


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