プレゼンテーションとは
今回はプレゼンテーションについて説明していきます。
この文章を読むことで、プレゼンテーションの概要や重要性について学ぶことができます。
プレゼンテーションの概要
プレゼンテーションはビジネスにおいて様々な場面で必要とされます。
例えば、「自社商品の営業で取引先の前でのプレゼンテーション」や「社内の会議でのプレゼンテーション」など、大掛かりなものからちょっとしたものまでプレゼンテーション能力が求められます。
昨今では、動画サイトに「プロ」のプレゼンテーションがアップされたり、プレゼンテーション用ソフト(パワーポイントやキーノートなど)の機能が充実したり、提案型の営業スタイルに変化したりと、以前の時代よりさらに高いプレゼンテーション能力を発揮することが求められています。
また、それらの時代の要請を受けて、ビジネス書などでもプレゼンテーションを高めるテーマの書籍も多く出版されています。
しかし、それらの書籍が売れているということは、まだまだプレゼンテーションに慣れていない方も多いという考えにもつながります。
上記のように、動画サイトでプロの話し方を真似てみたり、プレゼンテーション用ソフトを使って綺麗な資料を作ってみたり、話し方などを書籍から学んでみたりすることで、少しずつ上達はしていくはずです。
ですが、最終的に「良いプレゼンテーション」なのか「良くないプレゼンテーション」なのかを分けるのは、「結果」です。
つまり、そのプレゼンテーションによって、聴き手に「行動させることができるかどうか?」と言う点です。
例えば、営業の場面であれば、「プレゼンテーション資料が綺麗かどうか」とか「話し方が上手いかどうか」などが「良いプレゼンテーションかどうか」ではありません。先方に「よし、取引を始めよう」と決断してもらえるかどうかが重要なのです。
アメリカの歴代大統領がプレゼンテーション(スピーチ)が上手いのも、ただ「感動を与える」というだけでなく、「選挙で投票してもらえるかどうか」がプレゼンテーションに掛かっているからです。
また、アップルの故スティーブ・ジョブズが、プレゼンテーションが上手いのも「アップル製品を買ってもらえるかどうか」が自分のプレゼンテーションに掛かっているからなのです。
<事例>
旅行会社の営業マンのAさんはB社に研修旅行の提案を行っています。以前から企画書を提出していたのですが、次の段階としてB社の役員の前でプレゼンテーションを行えることとなりました。
Aさんはプレゼンテーションに慣れていないので、実際のB社でのプレゼンテーションの前に、先輩のCさんに練習を見てもらいアドバイスをもらうことになりました。
練習では、Aさんはプレゼンテーション用ソフトを駆使し綺麗な資料を作成しました。しかし、Cさんからのアドバイスはその点ではありませんでした。
「資料も綺麗でよくまとまっているから研修旅行の良さは伝わってくるけれど、結論として当社との取引するメリットが相手に伝わっていない。これでは、研修旅行が良いなと思うだけかもしれないし、もし研修旅行に行くことは決定しても他社との取引をする場合もある」という指摘です。
そこで、Aさんは「研修旅行の良さ」と同時に「当社が研修旅行を企画・実施するメリット」を伝え、「当社との取引を促す」プレゼンテーションとしたのです。
これによって、Aさんのプレゼンテーションは「良いプレゼンテーション」へと改善できたのです。
まとめ
・プレゼンテーションはビジネスにおいて様々な場面で必要となる
・昨今は、以前よりさらに高いプレゼンテーション能力を発揮することが求められている
・「良いプレゼンテーション」なのか「良くないプレゼンテーション」なのかを分けるのは「結果」である。
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