企画書を一枚にまとめる
今回は、「企画書を一枚にまとめること」について説明していきます。
この文章を読むことで、「一枚にまとめることの重要性と方法」について学ぶことができます。
企画書を一枚にまとめることの重要性
企画書は、読み手に「読んでもらい」「納得してもらい」「採用してもらう」必要があります。そのため、まずは読んでもらわなければその先に進めないのです。
よって、「読んでもらいやすくする」ためには、できるだけ内容を簡潔にした方が良く、出来れば企画書を一枚にまとめるのが良いのです。
もちろん、大規模な企画になれば、何枚もの企画書を作成する必要がでてきます。
しかし、小規模な企画やアイディア段階のものだと、何枚も企画書が続くより、一枚でまとめた方が読んでもらいやすいのです。
当然、読んでもらっても納得も採用もされなければ意味がありませんので、内容が薄くなってはいけません。
しかし、内容の質を落とさずに企画書を一枚にまとめることは、かなり難易度が高いです。
それでも、内容の質を落とさずにまとめることが出来れば、効果も高いのです。
企画書を一枚にまとめる方法
では、企画書を一枚にまとめる方法としては、どのようなものがあるのでしょうか?
?A4用紙 一枚にまとめる
?A3用紙 一枚にまとめる
通常、上記の2つのパターンが考えられます。
一枚にまとめるので似ている部分もありますが、それぞれ異なる部分もありますので、一つずつ見ていきましょう。
?A4用紙 一枚にまとめる
A4用紙一枚は、紙面が狭く限られるので文章が多くなります。
よって、色や罫線などで強弱を付け、何を伝えたいのかを明確にしていく必要があります。
また、人の目線は「上から下」「左から右」に動きやすいので、その流れで企画書を展開していく必要があります。
?A3用紙 一枚にまとめる
A3用紙はA4用紙の2倍の大きさがありますので、融通が利きやすくなります。
つまり、A4用紙よりは図形やグラフなどを入れやすくなります。
逆に、紙面が広いだけに、さらに目線の動き(上から下、左から右など)にも注意することが重要になります。
企画書をA4用紙やA3用紙一枚にまとめることは、「読み手に読んでもらうため」であることを忘れないようにしてください。
作成していると、「一枚にまとめること」が優先になり、分かりにくい企画書になってしまうことがあります。それでは本来の目的が達成できません。
よって、読みやすさを忘れずに作成していく必要があるのです。
【事例】
Aさんは会社の経理担当者です。ある日、社長から経費削減案の企画書を提出するように言われました。
自分の部門(経理部門)だけでなく、全部門の経費削減案ですので、各部門長や各部門の担当者にヒヤリングをしていきました。
ですが、話を聞けば聞くほどそれぞれの部門でそれぞれの事情や考えがあり、企画書をまとめるのに苦労しました。
それでもなんとか企画書にまとめていきました。
しかし、各部門の意見などをそのまま反映すると、十何枚もの企画書になってしまいました。
そのため、これを提出したとしても、社長は何を決裁すればよいのか迷ってしまいます。
そこで、ヒヤリングした内容は別添し、企画書自体はA4用紙一枚にまとめたのです。
企画書は、「現状」「課題」「改善案」「効果」などのポイントに絞り込みました。
そのため、その企画書を見れば、「今何が課題で、何をしたら、どのくらいの効果(経費削減)がでるのか」がすぐに判断出来るようにしたのです。
これにより、社長はすぐに判断ができ、この企画は採用され、経費削減に取り組むことになったのです。
まとめ
・企画書は、読み手に「読んでもらい」「納得してもらい」「採用してもらう」必要がある。そのためには簡潔にした方が良く、出来れば企画書を一枚にまとめるのが良い。
・内容の質を落とさず企画書を一枚にまとめることは、かなり難易度が高いが、それが出来れば効果も高い。
・企画書を一枚にまとめる方法としては2種類ある。
?A4用紙 一枚にまとめる
?A3用紙 一枚にまとめる
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