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企画立案の6ステップ

企画立案の6ステップ

企画書を作成していく上で、初めのうちは「どのように企画自体の立案をしていくのか」と迷うこともあります。

 

企画書の書き方というのは自由形式ですので、手探り状態からのスタートとなります。

 

しかし、自由形式の企画書とはいえ、長い間様々なビジネスパーソンが企画書を作成して行く中で、「このようなステップを踏めば企画書の立案がスムーズに出来る」というものがあります。

 

それが今回お話しする「企画立案の6ステップ」です。

 

6ステップとは、以下の通りです。

 

@目的を明確にする

 

A現状を把握する

 

B仮説を立てる

 

Cアイディアを発想する

 

Dアイディアを絞り込む

 

E結論を導き出す

 

では、これらの段階を詳しく解説していきます。

 

@目的を明確にする

 

企画の最初の段階は、目的を明確にすることです。

 

目的が曖昧だと現状把握も出来にくいですし、途中の仮説や最終的な結論も曖昧になるので、良い企画書(採用される企画書)にはならないのです。

 

相手から「企画書が欲しい」と依頼される場合は、相手から「どのような目的なのか?」を聞き出す必要があります。

 

また、自ら進んで企画書を提出する場合では、自分自身で最初に目的を明確にしておく必要があります。

 

例えば、取引先に提出する企画書であれば、相手企業にヒヤリングしたり、オリエンテーションで確認したりします。社内の企画書であれば、上司や提出先部署に確認しておきます。

 

A現状を把握する

 

目的を明確にしたら、次に情報を集める必要があります。

 

現状把握が出来なければ、その後の仮説もアイディアも出ないからです。

 

例えば、相手企業のこと、商品のこと、業界のこと、お客様の意見、公表されている統計資料等を徹底的に調査、情報収集し、それらを整理して現状を把握する必要があります。

 

B仮説を立てる

 

上記で集めた情報を基に、仮説を立てる段階です。

 

情報だけ集めても、仮説が無ければ企画アイディアにつながらないので、この仮説を立てるステップも重要です。

 

さらに、仮説の信用性を高めるために、仮説の検証をすることも大切です。

 

仮説が間違ったり、疑いを持たれたりしないためにも、独自の調査や公表されているデータなどを使って検証をする必要があるのです。

 

Cアイディアを発想する

 

現状に対して改善案などを企画していくのが企画書ですので、良いアイディアを発想できなれば、良い改善案などが出てきません。

 

ここで気を付けることは、「アイディアを発想する段階」と次のステップの「アイディアの絞り込みの段階」を、一緒に行ってはいけないということです。

 

それは、「アイディアを発想する段階」では、様々な条件や実行可能性などを取り払って、自由に発想しないとアイディアが乏しくなる傾向があるからです。

 

この段階では、「とにかく自由に」「たくさんの発想を行うこと」が重要になります。

 

Dアイディアを絞り込む

 

前述の「アイディアを発想する段階」でお伝えした通り、この段階でアイディアの絞り込みを行います。

 

前段階で条件や実現可能性などを取り払って考えたものを、しっかりと条件や実現可能性などを踏まえて絞り込みを行う必要があるのです。

 

E結論を導き出す

 

企画書は、「現状と目的を把握し、そのギャップを埋める提案(改善提案等)をすること」が求められます。

 

よって、今までのステップで目的を明確にし、現状を把握し、仮説を立て、アイディアを出して来ました。

 

そこで、最後に企画書の結論を導き出す必要があります。

 

つまり、「現状と目的を埋めるアイディアを実行したらこのようになります」という結論を予想しないと、提案ができないのです。

 

よって、この段階で結論を導き出す必要があるのです。

 

 

以上のように、企画立案は6ステップの流れで行うとスムーズに行えます。

 

この6ステップも「絶対にこの通りにやらなければいけない」というものではありませんので、状況によって順番を変えたり、ステップを省略したりしても良い場合があります。

 

企画立案の6ステップ1

 

【事例】
AさんはB社から「新規事業の提案をすること」を依頼されました。よって、Aさんは「B社の新規事業のための企画書」を作成することにしました。

 

そこで、企画立案の6ステップの流れを踏んで、企画を整えていくことにしたのです。

 

@目的を明確にする

 

まずは、企画書の目的を明確にしようと考えました。

 

これは、B社ではオリエンテーションが開かれ、今回の企画についての説明がされることになっていました。そこで、Aさんはオリエンテーションにて目的を確認することにしました。

 

その説明の中で、「既存の事業との相乗効果を狙っての新規事業の立ち上げ」という目的を確認することが出来ました。

 

これにより、新規事業単独で売上・利益を上げることだけが目的ではなく、既存事業も併せて考える必要があることが分かったのです。

 

目的を明確にしていなければ、B社の目的と外れた企画書を作成してしまった可能性もあったのです。

 

 

A現状を把握する

 

次に、Aさんは現状把握をするために、様々な情報収集をしました。

 

新規事業の分野には詳しいAさんですが、実はB社の既存事業についてはあまり知識が無かったのです。

 

そこで、B社の既存の事業について徹底的に調査したのです。

 

これは、ホームページを調べたりするだけでなく、実際にB社に訪問して現場を見たり、B社の社員とも話しをしたりしました。

 

 

B仮説を立てる

 

Aさんは、B社の既存事業や新規事業について徹底的に調査した情報を整理しました。そして、その情報を基に仮説を立てました。

 

しかし、仮説を立てただけでは信憑性が低いと考え、その後にその仮説を裏付けるデータも集め、仮説の信用性を高めたのでした。

 

 

Cアイディアを発想する

 

Aさんは、新規事業へのアイディアを一人で考えても発想量には限界があると考え、数名の自社の社員と会議の場で発想することにしました。

 

ここでは新しいアイディアがたくさんほしいので、「質より量」を求めることにしました。

 

よって、発想法の一つのブレインストーミング(以下、ブレスト)により発想をすることにしたのです。

 

このブレストにより、発想を止めることなく、どんどんと広がりのある発想が出来たのでした。

 

 

Dアイディアを絞り込む

 

前段階の「アイディアを発想する」で、アイディアがたくさん出ました。

 

でも、ブレストにより「質より量」を求めたことによって、条件に適合しないアイディアや実現可能性の低いアイディアもあったのです。

 

なので、この段階ではそれらのアイディアの検証を行っていき、どれが一番良いかを決定していくことにしました。

 

 

E結論を導き出す

 

今までのステップにより、「目的の明確化」「現状把握」が出来て、最終的な新規事業の案も固まりました。

 

そして、この企画を進めることにより、「新規事業がどのような成長をしていくか」という結論もできたのです。

 

こうして、「企画立案の6ステップ」で立案した企画を企画書に清書し、B社に提出及びプレゼンをしました。

 

その結果、B社が求めていた企画内容と合致し、この企画書は採用されたのです。

 

 

まとめ

 

・企画書は自由形式だが、「企画立案の6ステップ」に従って進めると立案しやすい

 

・企画立案の6ステップ

 

@目的を明確にする

 

A現状を把握する

 

B仮説を立てる

 

Cアイディアを発想する

 

Dアイディアを絞り込む

 

E結論を導き出す

 

・企画立案の6ステップは、状況に応じて順番の変更やステップの省略をすることもある

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