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仮説・検証の3つの効果 その1

仮説・検証の3つの効果 その1

【なぜ仮説・検証をするべきなのか?】
現代の社会を改めて眺めてみると、かつては予想もしていなかったような変化がたくさんみられます。

 

その原因は、技術革新や政策、需要の変遷、働き方の多様化など、さまざまなものがあるでしょう。

 

あるいは、社会に属する多くの人が、消費者としての需要と働き手としての供給の双方を担っていることが原因かもしれません。

 

加えて、情報の流れが大きく変化していることも挙げられます。

 

電話を携帯できるようになったかと思うと、パソコンがどんどん小型化し、今では携帯電話とパソコンの機能を兼ね備えたスマートフォンが普及しています。

 

その結果、ありとあらゆる情報が瞬時にネット上に拡散し、評判や口コミは瞬く間にシェアされるようになりました。

 

そうした背景によって、すべての企業に求められるレベルは向上し、競争はよりシビアな方向へと向かっています。

 

当然ながら、インターネットを活用することは、あらゆる業界において基本的なこととなり、かつての常識が常識ではなくなることで、サービスもニーズも時代の流れとともに少しずつその形を変えているのですね。

 

たとえば自動車は、その性能よりも環境への配慮や低燃費化が重視され、都市部では所有からシェアリングへとニーズがシフトしつつあります。

 

かつては自動車を所有することはひとつのステータスでありましたが、それがやがて一家に1台はあたり前のこととなり、遂には所有することが必ずしも効率的ではないと考えられるようになりました。

 

また、各種小売店は、安く良い物を提供することは当然のこととされ、加えて、顧客がまだ気づいていない需要をも掘り起こすサービスを展開しなければ生き残れません。

 

誰もが知っている全国規模の店舗でも、既存のサービスにすがっているだけでは、24時間営業や他店にはない品揃えを誇る新興企業にもろくも敗北してしまいます。

 

メディア・マスメディアについても変化がみられます。

 

とくに日本においては、新聞の購読率が8割前後と他国に比べて高い水準を保っていたのですが、現在では7割程度にまで落ち込んでいるとの調査結果が報告されています。

 

広告の王様であったテレビについても同様で、インターネットにユーザーを取られている現状は無視できません。

 

これらの変化は、過去、必ずしも予見できたものばかりではありませんでした。

 

むしろ想像を超えた範囲とスピードで変化してきたため、一部の企業を除いては、その流れにうまく乗ることができず、後手後手の対応を迫られることになっています。

 

それが業績にも直接響くために、個々の企業に差が生じているのですね。

 

そうした現状を踏まえて、ビジネスの世界で勝ち抜いていくために必要となるのが「仮説・検証」です。

 

そもそも、未来を正確に予見することは不可能であるがために、日頃から種々さまざまな情報収集を行い、問題に対して真摯に向き合うことが大切です。

 

その先にこそ、本質を見ぬいた戦略立案があるのですね。

 

ここで改めて、仮説・検証の意義を再確認してみましょう。

 

言葉だけは知っているけれど、その効果については過小評価している方も多いかと思います。

 

実際に使ってこそ意味がありますので、その認識を改めてくださいね。

 

大きくは、次の3つに集約されます。

 

<効果1>意思決定から行動までのスピードアップ
<効果2>問題に対する深い洞察力・説得力の強化
<効果3>既存の情報に頼らない柔軟な発想・幅広い思考

 

これらは、個人として考えても、チームとして考えても、ビジネスにおいて重要な要素です。

 

仮説・検証のスキルを高めることによって、問題に対してより建設的な解を見出だせるだけでなく、マンパワーおよび組織力の向上につながるのであれば、ぜひとも実施しておくべきでしょう。

 

 

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