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競争戦略B(後続企業の戦略) その3

競争戦略B(後続企業の戦略) その3

【タイプ別後続企業の戦略】
後続企業がとるべき基本的な戦略について、ご理解いただけましたでしょうか。

 

ポイントとなるのは「差別化戦略(低コスト戦略)」「集中戦略」そして「競争のルール変更(イノベーション戦略)」の3つとなりますが、それぞれの企業によって、とるべき戦略は個別に判断しなければなりません。

 

そうしなければ、より最適な戦略を構築することはできないでしょう。

 

ここからは、後続企業のタイプ別に、とるべき最適な戦略についてご紹介していきましょう。

 

現在、業界の中でどういった立ち位置につけているのか。

 

あるいは、これからどういう企業を目指していきたいのかなどを判断基準として、自社がとりうる戦略を模索してみてください。

 

複数の戦略を組み合わせつつ、臨機応変に採用していくということも大切になります。

 

 

<チャレンジャーの戦略>
業界の2番手3番手につけている「チャレンジャー企業」は、リーダー企業に対して競争心があり、かつリーダー企業と競争することで自社を成長させていこうと考えている企業です。

 

リーダー企業を打ち破り、業界のトップに踊り出ることができれば、シェアだけでなく収益力も大きく拡大することでしょう。

 

そのためには、正しい戦略を模索しなければなりません。

 

とりうる戦略としては、次の3つがあります。

 

・リーダー企業との直接対決
・背面からの攻撃(競争範囲の拡大)
・後方からの攻撃

 

もっとも手っ取り早く、イメージしやすいのはやはり「直接対決」でしょう。

 

リーダー企業が攻めている分野にかかんに挑戦し、新しい施策に対して追随し、そのなかで独自性を発揮しつつシェアを奪っていく。

 

事業者としても、取り組む意欲がわいてくる戦略かと思いますし、勝てば気持ちがいいでしょう。

 

しかし、実際にはリーダー企業の壁はなかなか越えられるものではありません。

 

既存の業界におけるリーダー企業を思い浮かべていただければ分かるとおり、トップ企業はトップということだけでブランド化してしまうこともあり、その牙城を崩すことは容易ではないのです。

 

仕方なく、コバンザメにあやかっている企業も多いことでしょう。

 

そうした時に、取りうる戦略が「背面からの攻撃(競争範囲の拡大)」「後方からの攻撃」です。

 

リーダー企業がまだ手を伸ばせていない分野に攻め込んだり、あるいはリーダー企業以外の他社に攻勢をしかけるなどしつつ、徐々に成長していこうとするものです。

 

リーダー企業からの報復を心配する必要が少なく、成功すれば大きなリターンが得られるというメリットがあります。

 

 

<ニッチャーの戦略>
リーダー企業やチャレンジャー企業が参入していない、独自のニッチ分野に攻勢をかけるニッチャー企業は、いかに事業ドメインを絞り込めるかが勝敗のカギを握ります。

 

たとえ市場は小さくても、その分野でトップに立つことができれば、成長できる可能性はあります。

 

ただ、無闇に手を広げすぎたり、リーダー企業の参入には注意しなければならないでしょう。

 

 

<フォロワーの戦略>
リーダー企業と競争せず、業界の中でなんとか収益力を高めようと画策するフォロワー企業は、できるだけリーダー企業を刺激しないような方法で戦略を構築する必要があります。

 

真っ向から勝負しても勝ち目はありませんので、たとえうまみが薄い分野でも積極的に参入し、コストを削減するなどして生き残りをかけることが大切です。

 

競争戦略(後続企業の戦略)

 

 

【まとめ】
・ 後続企業を大きく分類すると、次の3つに分けられる
 ・「チャレンジャー」企業
 ・「フォロワー」企業
 ・「ニッチャー」企業
・後続企業がとりうる戦略は次の3つ
 ・差別化戦略(低コスト戦略)
 ・集中戦略
 ・競争のルール変更(イノベーション)
・チャレンジャー企業の戦略には3つのタイプがある
 ・リーダー企業との直接対決
 ・背面からの攻撃(競争範囲の拡大)
 ・後方からの攻撃
・後続企業は、自社の状況に応じて、複合的に戦略を構築しなければならない

 

 

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