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環境分析のフレームワーク その2

環境分析のフレームワーク その2

<解説>
ビジネスにおける意思決定は、経験や直感に基づいて行ってはいけません。

 

今回のAさんの事例では、事業展開における3つのプランがすでにAさんの頭のなかで考案されていましたが、もしこれが1つしかなかった場合、そして冷静に分析せずに実践してしまったとしたら、あるいは大きな失敗をしてしまうかもしれないのです。

 

またそのことが、取り返しの付かない損失につながらないとも限りません。

 

そうならないために、環境分析が必要なのです。

 

そして、環境分析を誰にでも実践できるようにしたフレームワークを活用すれば、経験や直感に頼ることなく、より客観的な事実や数字に基づいた意思決定を行うことが可能なのですね。

 

マーケティングの初期段階において、自分なりの仮説を持っておくことは大切ですが、それを裏付ける環境分析の実践が欠かせないというお話でした。

 

 

【それぞれのフレームワークについて】
それでは、環境分析において活用できるフレームワークについて、冒頭でご紹介したものを、詳しく解説していきましょう。

 

すべてのフレームワークを利用する必要はありません。

 

状況に応じて使い分けながら、とくに活用しやすいと思えるものを優先的に使用し、それぞれのメリット・デメリットについても考えてみてください。

 

<3C分析>
 「3C分析」とは、「市場(customer)」「競合(competitor)」「自社(company)」という、環境分析において必要な3つの要素を把握するためのフレームワークです。

 

市場においては、その規模や特徴、成長性、潜在的ニーズなどを分析し、競合については、戦略、マーケティング、シェア、強みと弱みなど、さらに自社については、資源、売上高、シェア、技術力、ノウハウなどを調査・分析します。

 

3C分析

 

 

<SWOT分析>
「SWOT分析」とは、自社の内部環境と外部環境を把握するためのフレームワークです。

 

具体的には、内部環境としての「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」、外部環境としての「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」を調べ、分析します。

 

SWOT分析をする際は、必ずしも強みか弱み、あるいは機会か脅威か、判断がつかない時もありますが、弱みなら強みへ、脅威なら機会へと進化させるつもりで、思い切りよく分類してみてください。

 

SWOT分析

 

 

<PEST分析>
「PEST分析」とは、自社を取り巻くマクロ環境を分析するためのフレームワークです。

 

それぞれ「政治的(Political)」「経済的(Economic)」「社会的(Social)」「技術的(Tchnological)」の頭文字をとっています。

 

SWOT分析と同じように、分類が難しいという欠点はありますが、あくまでも自社の活動に影響を与えると思われる指標にのみフォーカスしつつ、分析を進めていきましょう。

 

PEST分析

 

 

<ファイブフォース分析>
「ファイブフォース分析」とは、アメリカの著名な経営学者であるマイケル・E・ポーター教授が提唱したもので、自社を取り巻く競争環境を分析するのに活用できるフレームワークです。

 

競争環境に影響を与える「新規参入者」「代替品」「供給業者」「買い手」、そして「競争業者間の敵対関係」の5つの要素についてピックアップしていきます。

 

これらに変化が生じると、競争環境も同様に変わっていきます。

 

 

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